テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
イマイチ
聖闘士星矢のスピンオフ。主役は黄金聖闘士たちで、星矢は出てきません。
舞台はなぜかアスガルドで、なぜか蘇った黄金聖闘士がなぜか冥界に行かずゴッドウォリアと戦うことになります。
最強の黄金聖闘士12人に対してゴッドウォリアが7人しかいないので、もう最初から勝負は見えています。一応地元民は強化されてアウェイだと弱体化されるという設定がありますが、そんな安直な設定ツマラナイです。ハーデス城の結界と同じぐらいにツマラナイです。ゴッドウォリアはそれぞれ武器を持っているんですが、それでハンデをカバーするようにして欲しかったですね。実際ほとんど意味が無かったです。
作画は、正直序盤はかなり微妙。ですが中盤から結構盛り返してきて、神聖衣とかピッカピカでかなり綺麗でカッコ良かったです。なぜか最終話はまた作画がガッタガタでした。
声優なんですが、一生懸命仕事している人を揶揄するのもなんですが、高齢化でかなり聞いているのがキツかったです。早口で覇気のある声がもう出ないんでしょうね。特にアイオリア・アイオロス・シャカ・ヒルダ様辺りが・・・。
ストーリーも、かなりグダグダです。ロキとかグングニルとかいらないんじゃね?最後の黄金聖闘士そろい踏みもいらなくね?それよりも個々のゴッドウォリアもっと強くしてバトル面白くしてくれませんか?TV版のアスガルド編みたいにもっと敵の背景も描いてほしいです。ゴッドウォリアですが、全員○○の××みたいな名前なんですが、その○○の説明が全然ないので強さの実感がわきません。北欧神話なんて知らないよ!
それにしても、みんな死んだり生き返ったりしすぎじゃないですか?命の尊厳を何だと思っているんでしょう。死んだ人間を生き返らせるのは間違ってるとオルフェが言ってたじゃないですか。アフロディーテなんて、瞬に殺されてハーデスに甦らされてラダマンティスに殺されて嘆きの壁で蘇って嘆きの壁で死んで本作で蘇って死んで蘇って死にましたからね。
主題歌は、TV版後期主題歌のソルジャードリームなんですが、別人が歌ってるんでなんかカラオケみたいで軽いです。そういえば昔のアニソンや歌謡曲のテープはよく別人が歌ってたなあ。買ったテープが別人歌唱だとガッカリしたものです。EDは歌詞に「放課後」とか入ってて、全然星矢の世界観じゃなくてなんだかなあ。
とまあ、全然褒めるところが無かったですが、クソアニメと言うほどでもなく。生き返った黄金たちのやり取りとかは割と原作ファンをくすぐる出来でした。まあ話のタネに一周見るぐらいなら悪くないのでは。