異文化 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ジャズ×菅野よう子。嫌いなわけない。
視聴完了に伴い、レビュー修正。
-----
もうね。最高ですよ。ストーリーは地味かもしれないけど、世界観とか設定とかツボ。
自分自身がクラシックからジャズに転向した経験があるので、そういう面でもドンピシャ。菅野よう子が音楽を担当していることと組み合わせるともう飯27杯ぐらいいけちゃいます。
絵柄は決して好みではないが、演奏シーンがやばい。ロトスコープしてるらしいが、ここまで効果が出るとは。最後までこのクオリティでつっぱしってほしい。
序盤で演奏シーンにやられた人も多いとおもうが、これとストーリーとのバランスはすごい難しかったと思う。演奏・ジャズ要素期待しちゃうけど、やっぱり「意味のあるシーン」で演奏が入ることに意味があるわけで、乱発しては良さが薄れてしまう。
でも贅沢なもので、特に音楽要素から入った自分みたいな人は毎週期待しちゃう。
最終的には結構バランスがよくできてたと思う。
ストーリー自体はジャズはうまくからめているが、王道の青春モノ。中盤にかけての展開はなかなかおもしろく見られたが、最後はちょっと駆け足すぎかな、とも思った。もう1パートぐらいほしかったかなあ。なんかあっという間に終わってしまった感じ。
クラシックからジャズへの転向とか、ブランクあった後での演奏とかもっと苦労するよぉ、みたいなつっこみもあるが、それは本筋じゃないので、まあいい。
冒頭にも書いたが音楽は本当にツボ。ジャズ好きだし、管野よう子は崇拝クラス。OPジャズじゃないの?って最初は思ったけど、実際見てみるとあの爽快感とかすごい作品にマッチしていて、あえてジャズにしなかったことに喝采。
今のところは今期最高の作品。