km さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ウマ娘が好きだからこそ認めるわけにはいかない作品
兎に角不快感過ぎる
ウマ娘の黒歴史
具体的には
①史実改悪
②アプリ版のキャラと比べ個性が改悪or消失している
③スピカが活かせてない
①史実改悪
キタサンをピークアウトさせるという愚行を行ってる
実馬のキタサンは最後まで成長し続けて強くなっていった名馬(武豊談)これがキタサンを描く際の重要な特徴だが、それと真逆の衰えをキタサンという題材で描く謎采配
フィクションなんだからいいだろ!と言う擁護派の意見もあるが、馬主許可まで取りに行ってモデル馬と同じ名前を使ってまで重要な特徴を改悪するんだったらキタサンである必要が無くなる
例えばヒシアケボノには「デカい」とか「スプリンター」などの特徴があるがこれを「小柄」「ステイヤー」に変えてしまったらそれはヒシアケボノなの?となる
キタサンにおいては「成長力」は重要な特徴なので変えてはいけない部分
そして何も史実改変をするな!と言ってる訳ではない
競馬をリスペクトしその馬を好きな人達にとって良いと思える改変なら良い訳でネガティブに変えたから実馬キタサンを好きな人からしたら気持ちよく見れない
故に改変ではなく改悪と言われている
②アプリ版と比べキャラの個性が改悪or消失してる
キタサン
アプリ
→明るく元気、ポジティブ、皆んなの相談に乗る頼れるキャラ
3期
→ウジウジしてて暗い、レースに出てるライバルの名前すら把握してない為、リスペクトもなければレースに対する姿勢や意識が低い、相談に乗る役ではなく乗ってもらう役
ドゥラメンテ
アプリ
→最強を目指している為、対戦相手の研究を欠かさない
3期
→対戦相手の名前も覚えてない(以下略(2回目))
何故対戦相手を研究すると言う個性が消えた?
最強を目指すのに相応しいのはアプリ版だとわかる
クラウン
アプリ
→しっかり者だけどドジっ子でもある。広東語を交えて話すなどの可愛らしい個性に加え、持ち前の性格の良さからこの世代を大いに盛り上げる役になっていた
キタサンとの対戦経験も豊富でライバル筆頭格になる位のキーパーソン
3期
→ドジっ子や広東語は消失
掘り下げもなくモブみたいな扱いなので世代を盛り上げる事が出来てない
その他にも色々あるが兎に角キャラの個性が改悪or消失しててアプリ版の劣化を見せられてる上にキャラの掘り下げが不足し過ぎてて、スポ根や群青劇として3流
③スピカが活かせてない
今までは練習を一緒にやったり、合宿に行ったりとチーム感があったが、3期はキタサンが兎に角1人で走るだけで他のチームメイトと並走や筋トレなどしてる素振りがない
そしてトレーナーが無能になっている
レース中に挟む解説もトンチンカンだし、キタサンにはスパルタトレーニングが必要なのにそれが出来ないと他人に投げる
2期の時はテイオーの為に専門外の知識でも本を買い漁って徹夜で勉強してるシーンなどがあったがそう言う情熱すらない
もっともピークアウトしてるのはトレーナー
スピカはキタサンに必要なスパルタトレーニングが出来ない組織だったのにも関わらず最終話の最後にキタサンは「スピカで良かった」などと言ってて意味不明
脚本が何も考えてないんだなぁって伝わる
上手い作家はその世界でキャラがあたかも自ら思考して行動してるかの様に描くが、行動や言動に所々意味不明な点がある本作はキャラが脚本家に動かされてるだけのなろうでよくある現象が起きてる
色々言ったけどまだまだある
でも長くなるので一旦ここまで
総評
ウマ娘や競馬が好きであればある程、知識があればある程、不快になる点に気づく作品