easy さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
2007年、ケータイ小説期、原作モノにおける失敗要素がすべて詰まっていた一例
・オリジナリティを出したがる監督
公式HPブログ日記更新を途中放棄してくれやがったアニメ担当監督様
対して、原作者イマーイ監督は初回辺り自主的に演技指導へ行ったそうです
自主的と言うぐらいなので、発言力など無かったでしょう
なお現在は省略
「Phantom」でスタート地点がさして変わらぬ現在の虚淵との落差
・オリジナリティ部分が原作と乖離している
番長キャラ醍醐をナヨナヨキャラへ変更
夢枕獏系レスリング部長が「桜井さぁ~んお弁当ですぅ」言うわけですよ…
独系秘密結社「ノープロブレムネ!」黒猫抱いたカタカナ喋り薄幸少女が
日本語ペラペラ、ラスボスを慕うトカゲ顔ビジュアルにされたり
ラスボスなど、長髪帯刀・赤学ラン→推測30㎏減・似非長渕アラフィフ
変える事に何の効果が有るのか、弄りたかっただけか、私には理解不能
・相関関係破壊、おれのかんがえたカップリング
放送時2007年より5年前に発売された続編『外法帖』での失言?を経て、
原作では不人気であった偽善者ヒロイン葵、…ボイス堀江由衣なのに
逆に女子一番人気キャラである京一、この2名をカップリングという謎創作
なろうなど無い時代、SS(2次創作小説)界隈を席巻した人気キャラすら
まともに扱えない、オリジナリティあふれるアニメ監督様
「おれがうまく再編してやるよ」マーケティング無視である
・オリジナリティあふれる物語、深みの無い無駄シリアス
オリキャラ君を使い、超善人である主人公の養父母×させ、
主人公「ふくしゅうはよくない」とかいうモヤっとした啓蒙ラスト展開
アクション世界で当然カタルシスもなく、誰が得すると思ったか
・オリジナリティを売りにしたあげく、途中放棄
S1:14話 + S2:10話(+2話)3ヵ月休息の変則2期も費やし、
ラスボスと対峙させたのみ「俺たちの戦いはこれからだ」
原作には存在しないぶつ切りBAD ED、からの、
必要ない番外編・DVD特典のようなテコ入れ日常回を挟んで終了
クライマックス放置ならぬ放棄、どんな構成だ
公式ブログ更新放棄と合わせて見ると、やる気など失せていたのでは?
・・・
今井秋芳氏は1998年発売、PS1『東京魔人學園剣封帖』で名前を知られ、
それ以降、ゲームクリエイターとして狭いファン層の中でソフト製作
原作は簡素SNSが未だ育っていない頃『電撃Playstation』「電撃の奴隷」
秋葉原で一時的に品切れとなった「ガンパレード・マーチ」等と同じく、
白黒ページで紹介され、口コミ認知されたPS1ソフトの中の一つです
ちなみにアニメ化もされているガンパレは、
逆にユーザーとの距離の近さから炎上・衰退していきました
本アニメはPS2佳作「九龍妖魔學園紀」発売期、
翌年2008年「東京魔人學園」DS移植版が発売されます、が、
このDS移植版は別の意味で『商品として酷い出来』で、
『詰め将棋的おまけモードが、バグによりクリア不可』
某掲示板においてソフト会社への問い合わせを繰り返した結果、
『開発へソフトを送り、該当セーブデータごと修正してもらう』
荒業対応をのちに行う事となりました
ネットに乗り遅れた某社携帯機時代ですからDL対応なんて有りません
『クリア不可を知っているが公式HPからの告知はしない』となり、
当時、送る方法やら何やら対応認知していたのは某掲示板住民のみ
既存ユーザー置いてけぼりで新規需要も生まないアニメ、ゴミ移植
ここら辺りから『九龍』で上げた評価は多角的にどんどん下がっていきます
放送翌年2008年は「小説家になろう」が現在の形態へ動き始めた年であり、
ガラケー「ケータイ小説」なる物のほうが稼ぎ頭でもあった時期
今は2025年だから、2007年から数えて今年でもう18年かァ
主人公らメインキャラは18歳、早いものですね
【補足:現ペルソナシリーズとの関連】
「ジュヴナイル」路線変更とヒットから現在の立ち位置を決定付けた
『ペルソナ』シリーズ3作目は、本アニメの前年・2006年発売ですが、
「九龍妖魔学園紀」シナリオ・原画主要スタッフ2名が色々あり、
今井秋芳氏の会社を離脱、この時期には既に関わっています