ハンデバン さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
多数あるアニメの中の一つとして存在価値はある作品
まず、端的に要点を箇条書きさせてください。
①世界観・設定について光るものがある
②グロ描写が強く、耐性がなければ見られない
③展開が早く濃密な内容で興味を引くが、情報を整理した上で見切ることは難しい
④展開や脚本がこの物語の筋に沿ったものになっており、物語が映えるようになっている
その上で、いくつか留意点を簡単にまとめます。
①一見整合性が取れていないように思われる要素も辻褄が合ったり、合う可能性があったりする。制作の都合を考えないのは多数の視聴者のもつ態度として自然であり、よい作品と思われないことが多々発生しうる作品になっている
②12話構成の作品においてこの物語の主人公像はどうしても単調で飽きられやすいが、物語の進行を思えば正常である
③物語の理解に一定の能力(※1)を要するので、それらに自信がなければ見ない方がよい(※2)
※1 ここにおける一定の能力とは、ただ受身をとって肯定し内容を整理できる能力のこと
※2 どうしても批判的に見てしまう、視聴においてはその内容を事細かく説明を付する必要性がある、分かりやすさも要素としてかなり強いものだと認識している等
これらの留意点と要点をふまえ、感想として言えることは、現行の1クール12話のスケジュールしか組みにくいアニメ業界や流行に左右されやすい昨今においては、あまり映えない作品だったのだろうと思われます
しかしながら、アニメは多数制作されるものであり、その一角・一部を担う作品としては面白いものでした
他のレビューよりもこの作品に寄り添ったコメントとなっているのは、私のアニメの視聴スタイルがそうだからなので、私のレビューが悪くないからといって気軽に見るのはおすすめしません