タック二階堂 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
悪くない…悪くないんだけども…
詳細は公式サイトでも。
スクウェア・エニックスのいろんな『ガンガン』で連載されていた塩野干支郎次さん原作コミックのアニメ化作品です。制作は、今期3本を抱えているサテライトと「実は俺、最強でした」「結婚指輪物語」という冴えない作品を制作したStaple Entertainmentの共同です。
いわゆるダークファンタジー。
あらすじをWikiから引用しようと思いましたが、バカみたいに長いからやめました。とまあ、それだけ設定を作り込んで世界観を構築しているのだろうなという想像はできますが、逆に力入りすぎかなとも。異世界の設定だけで頭でっかちになっている印象。
だもんで、アニメ本編も冒頭から説明の嵐。
しかも、なんだろうな。筆文字みたいなフォントで、画面も往年の「カムイ伝」みたいな暗めの劇画調タッチ。こういうところにセンスのなさを感じます。
ストーリー自体は悪くないと思うんだけど、なんていうか既視感があるというか…。いや、既視感ではないな。すべてが「ありきたり」というべきか。このキャラは、こういう人物なのだろうな、と直感したとおりのキャラばかり。
そしてアニメとしての造りがイマイチ。
そもそもさ、主人公が、冒頭の左目を潰されて殺された男が転生した少年というのが分かりづらすぎるでしょ。それと、1話ラストに出てきた岩の魔神みたいなボスキャラのグラフィック。なんだありゃ。
とりあえず、OP主題歌は知り合いの曲なので高めの評価をします。
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
なんでしょうね。ざっとの印象ですが、展開を急ぎすぎて、理解を進めるためのシーンは軒並み省いているくせに、どうでもいいカットを入れ込んでいるといった感じがします。しかも、キャラがわんさか登場しますが、描き分けというかキャラ立てが弱いというか、誰が誰だかさっぱりわからねえときたもんですよ。
作画がヘボいもんだから、バトルシーンも「いま何が起こった?」状態。紙芝居どころじゃなく、フラッシュのようにポンポンとシーンが切り替わっている感じ。いつ、そんな村に来たの? とか、深手を負った主人公は? とか、もうストーリーが理解できないのではなく、構成がパッチワークで理解させるつもりがないとしか思えない。
このシリーズ構成の方は、実績はあるけど、ここ数年は「駄・なろう」を一手に引き受けている感じ。「賢者の孫」だとか「スライム倒して300年」だとか「実は俺、最強でした」とか…
今期も、これ以外に「グリザイア」「没落貴族」「クラスの大嫌いな女子」と4本のシリーズ構成を担当。サラッとお手軽に書いているのかしらね。ちょっと、これはもうごめんなさい。
{/netabare}