タック二階堂 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
魔法のない異世界で魔法を作ろう的なろう異世界転生モノ。
はいはい、なろうなろう。
制作はスタジオディーン。まーた懲りずに1クール3本も請け負っているんですね。同じく3本請け負った昨年の春アニメでは、「出来損ない…」をはじめ「Re:Monster」「ただいま、おかえり」と壊滅状態だったじゃないですか。ホント、無理して請け負うのやめたほうがいいですよ。
でまあ、案の定、初回から作画がこれでもかっていうぐらいの低予算感。
あらすじは…
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30歳の誕生日を迎えた主人公。自室に自分で描いた魔法陣の上で「ついに童貞のまま30歳を迎えたぞ。これで俺も魔法使いになれるんだ!」と大喜び。その直後、胸苦しみを覚え、はかなく生涯を閉じてしまった。と、気がつくと異世界に転生していたのです。
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というところから始まるストーリー…なのですが、こういう経緯をすっ飛ばして、里帰りしていた母親が、赤ん坊の主人公を連れて父親とともに帰ってくるところから始めます。
いやまあ、確かにね、異世界転生までの経緯なんて、どれもこれもロクでもない導入なのはわかっていますよ。でもさあ、まるっとカットして、主人公が転生者なのか、異世界ファンタジーの住人なのかもわからない作りって、ちょっと不親切すぎやしませんかね。
まあ、幼少期から思慮深く、やけに落ち着いている主人公。ひょっとして? と思わなくもないですが、匂わせるなら徹底すればいいのに、最後にモノローグで転生したことを語らせるんだもの。
制作陣は非常に期待薄ではありますが、しかも話は主人公が研究しながら魔法を作り出していくといった地味な作品なので、アニメ映えもしなそう。いちおう3話までは様子見します。