タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
こっちのナツ子は天才です。
詳細は公式サイトでも。
MAPPA制作のアニメオリジナル作品。シリーズ構成は「らんま1/2」「ダンジョン飯」「アストロノオト」のうえのきみこさんです。
あらすじは…
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高校卒業後から瞬く間に監督デビューを果たした広瀬ナツ子は、社会現象となるほどの大ヒット作品を打ち出し、新進気鋭の天才監督として世間から評価される。ナツ子は次回の監督作品として初恋をテーマとした劇場ラブコメ作品を担当することになるが、人を好きになった経験がないために初恋を理解できず、映画制作が行き詰まる。それでも誰にも相談することなく作業を続けていたナツ子だったが、傷んでいた弁当を知らずに食べて気を失う。意識を取り戻したナツ子は自分が子供のころから繰り返し観ていた映画『滅びゆく物語』の世界にいることを知る。(Wikiより)
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というお話。
「SHIROBAKO」のようなアニメ制作現場のお仕事アニメ化と思いきや、まさかの異世界転生モノでしたというw
アクションシーンは、さすがMAPPAと言わざるを得ない凄まじい作画。ストーリーも、飽きさせない展開で今後が期待できそうです。今期の覇権候補が、上々の滑り出しを決めたといったところでしょうか。
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
話も中盤に入り、そろそろ厳し目の見方をしていい頃合いかと思いますので。
あいかわらずMAPPAの作画による暴力という感じではありますが、絶望的に話が面白くないんですよね…
もはや馬鹿の一つ覚えみたいに「MAPPAが作るアニメ業界の“お仕事アニメ”を期待していたのに、始まってみたら異世界転生モノでビックリしました」「MAPPAが作る『SHIROBAKO』が観たかった」的な、アニチューバーが口を揃えて言うようなことは言いません。そんなの、ちょっと観ればわかるでしょ。
そんなことよりも致命的なのが、ギャグなのかストーリー物なのか、どっちつかずで振り切っていないというところ。たとえば今期「悪役令嬢転生おじさん」みたいに、ギャグに振り切れば一定の評価は得られるわけです。あるいは「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」とかね(まあ、「戦隊レッド」に関しても、このところギャグ要素が鳴りを潜め始めてう~ん…ってな感じではありますが)。
メタネタも、序盤こそ「巨神兵」のレーザービームとか「板野サーカス」とか繰り出してオタク層を狙い撃ちしましたが、その後は「タイガーマスク」とか「うたプリ」あたりが出たら、これはもうなんだかなって感じ。今回に至っては、ただの階段だもの。
ナツ子と同じように、山﨑みつえ監督は「月刊少女野崎くん」「魔王城でおやすみ」といった、ゆるいコメディが得意なのに、得手ではない異世界転生モノを任されちゃったのかなって。
ちょっとね、ここまでは到底、覇権アニメになり得ないなと感じる展開ですかね…
{/netabare}