香風智乃ニ号 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なぜ?という疑問が多かった…
この映画は前編のようです!2時間弱あったのにラストで話が終わらなかったことにまずビックリしました!笑
最初の60分の作画が作画修正前のStrikerSのような作画レベルですね。
変身バンクがそれぞれちゃんと用意されてるんですが、今まで見たなのはシリーズのバンクの中でも最もレベルが低かったです…。
キャラの評価は主に新キャラのみの評価としたいんですが、全体的にとっ散らかってます。誰が戦うべき敵なのか、誰が敵の総大将なのか…強さの上下関係も含めてわかりにくかったです。
{netabare} 最初の敵(ピンク髪)の戦う動機もかなり自分勝手が過ぎるし、父親の為ということですが、なぜそこまで父親に依存しているのかも伝わってきませんでした。
なぜ冒頭の幼少時代に父親と楽しく過ごしていたシーンではなく、早朝に姉と洗顔をして洗顔後なぜかとても楽しそうに笑っていたシーンを映すことを選んだのか…?という演出的な部分も疑問でした。
そんな姉を次のシーンで撃って手足を拘束しますからね…姉とは父親を取り合うような不仲で良かったのでは?{/netabare}
{netabare}また序盤でピンク髪一人になのは・フェイト・はやて・守護騎士4人とついでにピンク髪の姉の合計8人がやられてしまうのはちょっと無茶苦茶に思いました。夜天の書の防衛システムより強いのかよ…{/netabare}
本編60分を越えたあたりから戦闘シーン第2部が始まると作画が劇的に良くなります。
特にフェイトちゃん戦の作画はとてもよく動いていて画面に見入ってしまいました。
ここはMOVIE 2ndで消化不良だったフェイトちゃんのバトルシーンがたっぷり観れたのでこの映画で一番嬉しいシーンです。
ただフェイトちゃんに戦う意志が薄く防戦一方でどちらかというと敵が格好良い技を出しまくっているのでフェイトちゃんではなく対戦相手の活躍シーンなのかもしれません。
{netabare}ここで疑問なんですが、フェイトちゃんとはやてが戦ってる相手の容姿がそれぞれフェイトはやての2Pカラーのようなほぼ同一のデザインなんですが…これは一体…?
技も青髪ツインテの子は電撃ですからまんまフェイトちゃんと瓜二つなわけですが、少なくとも前編での作中で説明は一切ありませんでした。キャラデザの…ボキャ貧……?プレシアのフェイトシリーズの残骸とはではなく…?{/netabare}
{netabare}またなのはとフェイトは先の戦いでレイジングハートとバルディッシュを損傷して修理・調整を待った状態となってしまい他の汎用魔導武器?を使って戦っているようなんですが
これが想像以上に戦えすぎてしまっているような気がします。
特になのはがレイジングハートなしでスターライトブレイカーを使えているところです。じゃあレイジングハートの意味は…?
個人的にこういう力を制限されてからの限定解除って展開自体が好きではないのですが、限定された状態で戦えすぎてしまっている為力を取り戻した時の爆発感が薄れてしまっているように思えます。{/netabare}
そして終盤の本編が終わる10分前にもまた新キャラが生えてきます。もうこんなにキャラがとっ散らかってどうするんだよと思っていたら話はまた次の劇場版に続くようなので、ちょっとこれだけでは評価もしずらいですね…。
総評としてもうちょっと前半の日常パートの作画を頑張ってほしいとは思いました。