きよ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
好き嫌いが分かれるけどハマると沼
これから観る人向けのレビューをしたいと思います
《要点》
・戦略能力バトルです、デスゲームという認識は捨て去るが吉
・話が進むほど尻上がりに面白くなります
・キャラは多いです
・複雑な部分は深く考えずにノリで観るのが吉
・二周目に突入した場合見え方が変わります
《向いてる人》
・楽しむことが主眼で想像を広げるのが好きな人
・20代とそれ以下の若い人
・じっくり見れる人
@能力バトルです
デスゲームと宣伝されてますが実態は戦略能力バトルです、知略と心理的駆け引きの両方があります
{netabare}序盤は戦闘系能力はあまり登場しませんが後半どんどん出ます
なんでもありに見えますが設定は公表されていて各能力ごとに制限があります、能力の相性と使いようで最弱クラスで最強クラスを倒せたりもします
一話目で”不思議な力””まるで魔法”とそういう能力があることは示唆されてますが見逃して急にバトル化したと思う人が意外といます{/netabare}
能力バトルになってくことを知ってるかどうかで見方も変わるので知っておくことをお勧めします
@尻上がりに面白くなる
観測する限り”冒頭数話で切った人”1クール目前後まで見た人”2クール目まで見た人”で評価ががらっと変わるのが面白いところです
1c目と2c目でかなり違いがあるので1c目が駄目だった人も2c目が合う可能性があります
本作の方向性の本体は2c目です
11話でおさらいがあるのでそこから見始めて気になったら戻ってみるのも手
{netabare}最後には”今期一の最終回””近年稀にみる最高の終わり”等の感想が続出するまでになりました{/netabare}
@キャラは多い
群像劇の性質もあってキャラは多いです
話が進むほど掘り下げも増えてキャラの心情も描かれるようになるので、後半ほど好きなキャラが出来やすいと思いました
アニメだけ特に1cだけ見た人はピンとこないと思いますが、本作は同じ媒体内で無双状態だったほどキャラ人気が強い作品です
@複雑な部分はノリで
そも原作にある伏線や情報開示等が本アニメでは超大量カットされ回収のときだけ出てくるように改変されて、急に”実はこうなんだ”と情報が出てくることが結構あります
アニメに意気揚々と突っ込んだら原作には書かれてたなんてこともざらです
細かい設定もかなり端折られてますがそれでも情報量は多いので、よく分からない場合は深く考えずに雰囲気で乗り切るのも手
@二周目で様子が変わります
一周目の1cは主人公と同じ視点で情報量や未知に翻弄されて何も知らないまま手探りで敵に挑むことになり、2cは戦いの裏で人知れぬ仕組みがあります
この”知らない部分”が一周目では分からないので難しく感じますし雰囲気で乗り切るのも手になる部分
二周目になると{netabare}一周目で知った裏の仕組み’事情’情報を知って見ることになるので”ここの描写はああいうことか”と分かります{/netabare}
原作はアニメよりずっとそんな要素が多く読み返してからが本番とも言われる作りになってます
一周目は主人公の目で、二周目は{netabare}収容所出身者や会長たち{/netabare}の目で見ることになると思います
”絵が古い”子供向けっぽい”等の感想もよく見ますが、原作は10年以上前の作品で原作者は完全子供向けの漫画も描いてるのでその通りです(批判ではないのであしからず
”今っぽい”大人向け”を求めると合いません
個人的な意見ですが”1c目は展開と要素を拾うために流し見して、拾った情報で本番の2c目を楽しむ”のが一番効率が良いと思います