中島野球しようぜ さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
×泣ける〇無理やり泣かせてる、設定や展開が何もかも陳腐、おすすめ度★☆☆☆☆
何が計画通りだ!計画通りに行かねぇから人生なんだ!
泣ける作品として評価されている本作だが、ぶっちゃけ個人的には感動ものとしては三流もいいとこだと思ってる。
兎にも角にも本編は爆弾を巡るゴタゴタをただただ引き伸ばして、そこに薄っぺらいお涙頂戴要素を無理にねじ込んだだけの泣ける「風の」薄っぺらい作品というのが全てであり、UNTIを無理やり悪役に仕立ててまで冗長な追いかけっこで話を食いつぶしてるのに存在意義の分からないひなげし歌劇団という第3勢力を入れてるもんだから話が渋滞してる。何を主軸にしたいのかが伝わらず、グダグダでいい加減すぎる。
ラストの展開は失笑もの。どさくさで爆弾が解除された時にシロをそのまんま野原家に返すで話せば済む話なのに、時雨院がアホすぎて話が更に拗れてる。要するにIQの低い連中の話し合いが延々と引き伸ばしてグダグダにしただけのつまらん映画である。終盤のひろしの説教も論点がズレてて、カタルシスに欠けるものだった。オトナ帝国でケンに家族との幸せを説いてたひろしはどこ行ったんですか?
この展開をやりたい、この展開で感動を誘いたいという結果ありきで話が進んでおり、とにかくチグハグさが悪目立ちしてしまっているツギハギな作品。それで面白くなればそれは悪くないのだが、この作品の場合色々ごった煮させておいてつまらないからタチが悪い。ぶっちゃけこれを泣ける作品とは扱って欲しくない。泣けるクレしんが見たいならアッパレ戦国とかカスカベボーイズ見ろ。以上。