まにわに さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
一人全役
{netabare}説明台詞、説明を含めた揶揄・揚げ足取り、言うだけ言って覆す説明、全キャラの会話がこれらの特徴を持つ。
これがために全キャラの区別が希薄になり、どのキャラにも思い入れを持てない原因になっている。
このような会話になったのは、異種族で会話を成立させる設定があって、翻訳で統一感を出すのと逆で統一感で翻訳っぽくしたか、戦記の著者を想定してのことかとも思ったが。
基本的にほとんどのキャラが無縁の存在で、何ものも背負っておらず、会話で言えることがないのが実情ではないか。
また、この設定は世界詞のためでもあろうが、しかしながら世界詞がらみの顛末が何とも間抜けで、魔王あれ(去ね)で話が終わってしまうからであろうが、作品としても持て余し気味であった。
例えば、弱者代表3人娘。
1話の一般娘は、生き残る才能・強者を争わせる才能と言い出しかねない作風のうちは、アクションが見所なのに邪魔でしかない。
諜報娘は、急に一般娘と同じようなことを言い出したので論外。
唯一、盲目娘は点字の仕掛けがあったのでよかった。
したがって、これと関係深いワイバーンの話が、比較的まともに見れた。
設定自体は興味深い。{/netabare}