テナ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
阿良々木変態も大活躍
人気作品の続編シリーズ。
物語シリーズは内容で面白さが変わりますが、今回は撫子メインの話が前半で面白かったですね。
1話目だけは月火の話でした。
月火についての話でしたがコレは月火を満足させる為のネタエピソードだった気もします。
さて、撫子の話は簡単に言えば、逃走した式神の過去撫子達が逃走して、彼女達を回収するって話ですね。
蛇神時代の撫子からの後日談?です。
現在は引きこもりの撫子ちゃん。
そんな彼女が生み出したの5人の撫子。
実際、私は撫子は良く解らないのですよね。
蛇神が怪木により取り除かれてたけど、アレって失敗?したんじゃなかなったけ?
それで、卒業式の日に阿良々木君が戦場ヶ原や神原、羽川、キスショットを連れて蛇神と対峙するシーンで終わって居て、その戦いを私は知らないから撫子のエピソードからはよく解らなくて、撫子のお当番回に期待はしてなかったのですが面白かったです。
今回はポケモンネタもいくつかありましたね。
さて、現在の撫子は蛇神時代から学校には通えてなくて、家でも肩身が狭い日常を送っているみたいで……
そこで1万時間の法則を最速で満たす為に撫子が斧乃木余接の提案で式神を作って数で漫画家としてのスキルを上げようとするけど、生み出した式神が逃走!
月火の時もそうですが……斧乃木余接の提案ってろくな事にならないよね。
で、生み出した撫子は過去の自分の姿をした4人。
「おと撫子」「媚び撫子」「逆撫子」「神撫子」
そして、式神を生み出した撫子(本物)は「今撫子」
「媚び撫子」は学校に行きクラスの中心人物になっていましたww
撫子は羨ましいと思うレベルに人気者に、扇の機転により捉える事に成功したしたね。
「坂撫子」は今撫子を殺しにきます。
働たらきたくない(漫画を描きたくない)撫子らしくて殺す気できます。
働きたくないって気持ちは確かに誰にでもあるけど彫刻刀を突きつけるレベルで働きたくないのは重症ww
「おと撫子」は手ブラでブルマ1つで歩き回っていると言う目撃情報を得る……更に、そこから次はスクール水着になっていたそうで……自分の姿でそんな街歩きされたら自殺物ですよ……もう街を歩けないww
「神撫子」はまぁ、強いよね。
式神だからこそ紙に閉じ込めるって解りやすい手段はあるものの強さはありましたが……不意打ちで捕獲されましたね。
詰めの甘さも神撫子らしいですね。
さて、式神の撫子達が最後に言ったセリフ
媚び撫子の「恥ずかしい事をしないでよ、恥ずかしい」
坂撫子の「お前だって本当は嫌々努力してんだろ?」
などのセリフは、撫子の本心でもあるんでしょうね。
例えば、撫子は漫画家に夢を持っているけど、今撫子はネットに掲載した漫画は良い評価を貰えなくて、評価を貰えない作品を「恥ずかしい」と感じる部分もあったのかな?
でも、それは多分、媚び撫子は何かに努力をした事がないから、何かに努力出来る今撫子が羨ましくて、そんな言葉を残したのかな?って思いました。
夢を持っている人って努力してるけど100パー純粋な気持ち1つ努力している人はいるのでしょうか?
努力の中で諦めの気持ちを一瞬でも持った事がないと断言出来る人はいるのでしょうか?
「本当は嫌々努力している」ってのも少なからず撫子にもあるんだと思いましたね。
だからこそ、坂撫子の言葉も本来は吐けない今撫子の心に貯めた気持ちなんでしょうね。
「おと撫子」の恋心は切ないよね。
今、好きな人を未来の自分は好きになってはいけない、そして恋は報われないと知らされたとしても、やっぱり「おと撫子」からしたら納得出来ないよね。
私なら未来を変えてやるって思って未来を受け入れようとはしないかも知れない。
それくらいに人の気持ちって強いと思うんですよね。
だから、おと撫子の「じゃ、もう好きじゃないの?こんなに好きなのに、待ってるだけで楽しいのに、思ってるだけで幸せなのに、他に何もいらないのに、もう好きじゃないの?もう思い出せないの?飽きたの?忘れちゃったの?どうでもいいの?無くなっちゃったの?そんな大人になっちゃったの?」は少し解る気もするんですよ。
簡単に諦められる気持ちって存在しないし、諦めてしまえるなら多分それは本物じゃない気がします。
それだけに、撫子の恋は本気で本物だったのだと思います。
でも、それでも立ち止まり続けたらダメだよね。
必ず気持ちに決着を付けなきゃいけない時は来る。
今が変わらない事は心地いいし変わることに不安もある、それでも変わらないものないし変わって行く、だから進まなきゃいけない。
時には楽しくて立ち止まる事も良いけど必ず進む事を忘れちゃいけないとも思うんです。
後半からは吸血鬼の話ですね。
キスショットの名付け親の吸血鬼の話ですね。
多分、忍が吸血鬼になる人間だった頃の話かな?
死を撒き散らす人間の美し姫アセロラを食べようとする吸血鬼デストピアの話です。
スーサイドマスターが言葉使いを「ワシ」とか語尾が「じゃ」とか笑い方が「カカッ」とかに変えろと言われても難しいですよね。
忍の喋り方はスーサイドマスターの影響でした。
この過去辺りは個人的に退屈でした。
忍ファンなら楽しめるのかな?と思いますけどね。
で、スーサイドがやってきます。
事件はゾンビ化した女子高生の遺体が見つかり臥煙と久々に出た主人公の阿良々木暦がこの事件に挑みます。
そこでバスケ部の後釜の日傘からバスケ部の現状が知らされます。
この辺りは暗号とか事件とか推理物ぽく感じましたね。
で、ここでスーサイドと忍の過去を阿良々木が知り繋がる訳ですね。
阿良々木を地獄に落とす時の斬撃の奥義が「刀語」を思い出させられる奥義名でした。
そして、何故か阿良々木は天国でアセロラ姫に出会います。
多分、アセロラ姫は吸血鬼になったから人だった頃のアセロラ姫なのかな?
本人は地獄がどうとか言っいたけど、阿良々木って救いようのない変態だけど、結果沢山の人を助けたりしている訳で一緒に徳を積んでいるから天国も有り得るんだろうなぁ〜と思いましたw
天国は割と真面目なエピソードでしたね。
物語の面白みはないかな?
で、八九寺の語るスーサイドマスターの登場の仕方が優しいのかポンコツなのか解らない登場でしたww
そして、忍とスーサイドマスターが再会します。
で、スーサイドマスターって意外と礼儀正しい?
阿良々木に忍の事や自分の蘇生についてお礼を言いたかったらしいです。
過去編を見るに誰かに頭を下げるような吸血鬼では無かった様に感じたので少し驚きましたね。
で、スーサイドマスターからJKを食べた事を聞かされます。
で、スーサイドマスターは死んだらしく……死因は食中毒……女子高生の毒って何それw
そんな死に方……
で、阿良々木はスーサイドマスターの話を聞いて推理をします。
いつから名探偵になったんだ阿良々木君w
推力が冴えてるじゃん。
で、真犯人はバスケ部第1の被害者……キセキちゃん。
そこで阿良々木が潜入したパジャマパーティ……
普通に阿良々木が溶け込んで受け入れられるのが違和感ww
パシャ似合ってない……
なんだろ?最後はスーサイドマスターの忍への親心を感じましたね。
忍が今何をしているのか気になったり、忍の今を見届けて満足しているような。
で、最後は帰って行きました。
吸血鬼って飛行機乗るんだ……
パスポートとか取れたのかな?w
さて、人気シリーズの続編でしたね。
個人的には前半の式神の話が面白いかな?
ただ、吸血鬼の話はまぁまぁかな?
物語シリーズは面白いけど内容によっては個人的に感想に変わってきますよねまw
ただ、最後に戦場ヶ原ひたぎが出てくる当たりは懐かしいですね。
なんか久々に見た気がしましたww
良い出演でしたね。