STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
まったく事前知識なしに視聴したのだが、アメリカらしき海外が舞台と言い、クレジットが
英語だったり、メインモチーフが外国人大好きの忍者だったり、主要キャラにハリウッド映画に
出てきそうなFBI捜査官のマイク・モリスがいたりと、いかにも海外配信前提の作品だと
思っていたが、調べてみたら先に海外で発表されて、後で日本に逆上陸した作品だとか。
なるほど。
基本的ストーリーは妻子を忍びの組織に殺された主人公のヒガンの復讐譚。
復讐という行為に対しての可否は作品ごとに異なる感があるが、可否はともかく、キャラの
行動理由としてはかなり強力なものであるため、本作もヒガンの行動にうまいこと説得力を
持たせている。
映画やドラマなどを観るに海外の方が復讐という行為に肯定的な印象があるが、そういう点で
海外向けの本作での、この主人公のスタンスはメタ的には正しい選択と言えそう。
バトルシーンが作画が素晴らしかったが、監督の朴 性厚が「呪術廻戦」1期の監督を勤めた
人と知って納得。
ただバトルに関して、前半はともかく、後半になってグソク・ギア装着の戦闘がメイン
になると、忍者要素は弱まり、単なるバトルスーツ戦闘になってしまった感じで、忍者好きな
人はむしろがっかりしたのでは?
展開的にも締め方は今ひとつ盛り上がりに欠けた印象。
敵のラスボスの一人がAUZAの社長であるジョセフ。
昔は経済人系悪役というと老齢のいかにも「ザ・大富豪」といった感じの家でもスーツを
着ているようなキャラが多かったが、最近はこのジョセフのようなラフな感じの金持ち、
ビル・ゲイツ、スティーヴ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクなんかを
モデルにしたようなキャラが増えてきた感がある。
この辺は時代の成せるわざかな。
2024/12/30