STONE さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
3期のプロローグでもある
作中時期的には「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3」(以後、
Case.3と表記)と本編3期の間に位置するようで、Case.3で影がちらついていた
ピースブレイカーが本編での敵。
これまでも本シリーズでは犯罪係数が上がらないパターンが幾つか登場したが、憑依という
これまた新しいやり方が登場。
色々と面白いことを考えるものだなと。
厚生省公安局刑事課は犯罪発生を受けての行動になるためか、これまでも後手に回ることが
多かったが、本作も同様で中盤までは作中キャラと同様に鬱憤が溜まるような感があったが、
溜まるものが多い分、終盤の反撃戦はなかなか盛り上がるものがある。
まあ終わってみると敵も味方もシビュラシステムの手の平で踊らされていた感も。
3期のプロローグ的立ち位置にもなっており、3期に関しては慎導 灼や炯・ミハイル・
イグナトフの過去や、常守 朱が勾留されている理由など分からないまま終わって
しまったことが多く、その辺が明らかになるのは嬉しいところ。
常守の行動に関して、シビュラとの共存を認めつつも絶対視しないところなど、1期から
まったくぶれておらず、その信念に恐れ入る。
テレビシリーズ作品の劇場公開版だと、これまでテレビシリーズに登場したキャラを多数
登場させるお祭り感のある作品があったりするが、本作も1〜3期までのキャラが登場する
オールスター的趣きで、そういう点ではなかなか華があり、その豪華さ?が楽しかったりする。
2024/12/28