「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に」(アニメ映画)」

総合得点
75.7
感想・評価
164
棚に入れた
978
ランキング
779
★★★★☆ 4.0 (164)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日本に戻るに至るまでに、何があったかが分かる作品

 Case.1,2と本編では脇役だったキャラがメインであったためにスピンオフ色が強かったが、
本作は1期の主人公である狡噛 慎也がメイン。
 日本国外のアジアを舞台にしたミリタリーアクションということで、過去作品だと
「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」に似たテイスト。

 「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」で再び行方をくらました狡噛は、
「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」、第3期で再び日本に戻ってくるが、
その間を繋ぐミッシングリンク的内容。
 これは狡噛の行動や状況変化だけでなく、心情的変化も描いており、この変化に関しては
本作におけるテンジン・ワンチュクとの出会いが少なからず影響しているみたい。
 いずれにしても、こういう本編では描かれなかった部分を描いた作品が出てくるのは人気
シリーズのありがたいところ。

 ストーリー的には狡噛とテンジンを主軸に進んでいくが、無関係だったおじさんと少女が
出会い、おじさんが少女のために人肌脱ぐという作品は、実写だと「レオン」、アニメだと
「ルパン三世 カリオストロの城」など数多くある。
 それらの多くが、ハートフルかつエキサイティングなものが多いが、本作もご多分に漏れずと
いったところ。
 途中まではテンジンの死亡フラグが立ちまくっていた感があったが、最終的には無事で何より。

 狡噛のテンジンに対する対応などは普通の優しいおじさんのそれ。
 キャラとしての立ち位置や風貌から、なんとなく「ぶっきらぼうなダーティーヒーロー」的な
印象を持っていたが、よくよく考えると1期では普通に人当たりの良い人だったと改めて
思い起こさせる。

2024/12/28

投稿 : 2024/12/28
閲覧 : 17
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