Bハウス さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
悪女になり切れない悪女
なろうから角川のビーズログ文庫で刊行された小説
このレビューで悪役としての振る舞いがおかしいという
批判意見が多いのだが
どうやら作者さんはなろうの作品紹介で
「主人公の悪女の基準がズレております。ご了承ください。」
と釘を刺していたんだとかw
転生後も己を貫いた「はめふら」のカタリナと
真逆に悪役令嬢の生き方に憧れたアリシアが
理想を目指した結果
本来敵対関係だった皇太子のデュークに
見染められてしまうという流れ
乙女ゲームのシナリオイベントもあるにはあるけど
アリシアが転生した事による改編が行われていて
ゲームでは登場していない国王の兄ウィルが
ロアナ村にいる平民としてアリシアの前に現れ
聖女として王道のルートを進む
キャザー・リズも王様から警戒されており
学園内での行動を監視する役割を
アリシアに命じている
そういう状況の中悪役令嬢として
リズのライバルに立てる努力をしているアリシア
論文の内容からロアナ村に単身潜入し
現状を把握しようとするし
悪役令嬢としての振る舞いをしていることが
逆に強い女性として学園内の女子たちに支持されるなど
カタリナ同様無意識に味方を増やしているのも
この作品の特徴にはなっている
最終的には流行り病の実情を探らせる為に
ディークがわざと国外追放にさせるという展開なのだが
きちんとキスシーンで締められているのは
良かったと思うけどね
中村カンナさんそれでも歩は寄せてくるでは
小原さんじゃなくてガッカリと書いてしまったが
今回ははまり役だと思います
ただオーディオドラマだと種崎敦美さんか
う~んいや中村カンナさんでよかった