テナ さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
見た目は子供、魂は妻
小学生になると言うより、生まれ変わりって方が適切な気がします。
コナンとかなら小学生になるで正解なんだろうけど、この作品の妻は1度死んでいるので生まれ変わりですね。
10年前に妻を亡くし10年後に生まれ変わり小学生になり「ただいま」と帰宅してくるって話なんですが、この作品の妻は10年前に死んで、小学生の妻は10歳……生まれ変わり早くない?
「推しの子」とかもそうだけど生まれ変わり早くない?
実際、生まれ変わりって私もあるんじゃないかな?って思うんですよね。
けど、そんな直ぐに生まれ変わるなんて事ないと思うんですよね。
その辺がめちゃくちゃ違和感……
この理論で言えば、私が明日死んだとしたら1年以内に私が何処かで生まれてる事になるのですが……そんな早い物?
その辺の違和感は凄かったです。
さて、小学生とオッサンの絵面は何か凄いw
水族館に行く話は父と姉と娘みたいな絵面になりますが、小学生がオッサンに弁当を渡したり、小学生がオッサンに公園のベンチでヘッドロックを掛けるシーンとか違和感がなんか凄いですねww
妻の貴恵は小学生で喧嘩の仲裁でついついお説教してしまいます。
まぁ、大人の記憶をもってを子供やってたらそうなるよね〜
私も今、子供に戻ったらめちゃくちゃ良い子供になれそうな気がしてますw
え?誰ですか?今、どくな子供になりそうにないと思った人は!
テストも余裕ですよ!
で、妻の貴恵の家系は訳ありですね。
母子家庭で、気が強く我儘な母。
娘へのアタリが厳しいですね……
娘を置いて彼氏と熱海旅行とか、娘への対応とか、虐待じゃない?って思うレベルで毒親でしたね。
で、このお母さんの彼氏がまたクソ彼氏で実は婚姻済みで奥さんも子供も居て浮気して居た事が発覚します。
コレに関しては、お母さんは甘いかな?
私なら多分、奥さんに全部バラしちゃうきがするんですよね。
それでも、多分、お母さんがそうしなかったのは自分の両親も、自分の家族も壊れてしまったから、その痛みをその妻と子供に味合わせたくなかったんじゃないのかな?って思いましたね。
男じゃなく、奥さんと子供に辛い思いをさせたくなかったのかな?
ただ、このクソ彼氏と3人で暮らす話のあたりはクソ彼氏が子供が好きな所を意識したり、相手が娘を大切にしてくれる人か見極めていたりしていて、一応子供の事を考えてくれてはいるんだと思いましたね。
傷ついたお母さんを元気づける為に貴恵が作ったオムライスを見て口では否定していたけど、全部完食していたりするのは良かったですね。
こんな時に素直に「ありがとう」とか「美味しかったよ」って言ってあげたら、もっと良かったと思ったんですけどね。
中々、素直になれないお母さんですね。
で、貴恵が圭介と麻衣と一緒に居る所を目撃されて、詰められている所に圭介が登場してお母さんの鉢合わせしてしまいます。
この言い争いに関して全面的に圭介が正しいけど、社会的に見たら人様の子を連れ回した圭介が不利ですよね。
ただ、家で事情を喋らない(喋れない)娘を叩こうとし叩かないあたりは、まだ良心が残ってるのかな?とは思いましたね。
後、娘が体調を崩したらしっかり心配していたりとかもあり、しっかりお母さんしてるんだなぁ〜と感じましたね。
真実を聞かされた時はビックリしますよね。
多分、100パー信じてはないんだろうけど、それ以上に多分、娘とやり直したいって気持ちや娘のマリカとしての言葉が心に響いたのかな?と思いましたね。
多分、ずっとお母さんは苦しかったんだと思います。
自分の親や彼氏に裏切られて傷つけられて、娘にあたってしまう自分にも嫌気がさして、けどどうにもならなくて、だから、自分が消えればいいと思ってしまって、けど、それは出来なくて……娘を1人残しちゃうからかな?とも思いました。
ちゃんと娘とは向き合おうとしようとしてる素振りもありましたからね。
けど、心とは逆の言葉を口にして身体が動いてしまい思った様に行かずに苦しんで居たのかな?って。
実は私は両親が昔は大嫌いでした。
私は1番上の子で、私には厳しくて言う事を聞かないと叩かれたりもあって、ついやり過ぎた事があって、それを私がお婆ちゃんの家で不意にお婆ちゃんに身体の痛みを訴えたら、「どうして痛いの?」って話になってお婆ちゃんが両親を叱ってて、両親的には立派に育てないとって愛の鞭って奴だったみたいですけどね。
それからは厳しくされる事もなくなりましたね。
私も反抗期に入って迷惑掛けたし、それではお互い様って言うか、今はやっぱり感謝しかないですね。
今は仲悪くも無いし全然気にしてないし多分普通の家族ですら、
だから、変わっていけるって私は思いたいです。
ここからが、しっかり母と娘になっていけるのか、コレが変わるきっかけになれるといいですよね。
やっちゃった事は変えられないけどさ、コレからは変えられる。
仕事場を変えようとしたり、娘に対して仕事中に手を振り返して貰ったりと変わろうとしするし、向き合い方も変わってきたきがしましたね。
夫の圭介は良い人なんだろうけど、小学生の妻への愛情表現がロリコン臭く見える部分は仕方ないのかなw
このお父さんは会社にお弁当友達の守屋って女性が居るのですが、2人の関係を誤解?して娘の麻衣がそれを受け入れられないって話があって、守屋と貴恵が鉢合わせするも何もなく貴恵の守屋の評価はかなり良かったですが、娘の麻衣は受け入れられなくて(誤解で勘違い)、貴恵が説得していましたね
で、まぁ〜貴恵の言っていた事は解るかな。
新しい人と踏み出す事は罪じゃないよね。
私も貴恵が言う様に、大切な人が私が理由で踏み出せなくなるのは悲しいかなって思うし、幸せになって欲しいって思うもんね。
夫の圭介の「貴恵を想う気持ちは10年変わっていない」って言うのも貴恵からしたらうれしいでしょうね。
誰かに想って貰える事って当たり前じゃないから、そう聞かされると、そんな特別が嬉しい気がしました。
私も10年前から好きなキャラは好きなままですし、人の好きな気持ちってそれだけ強い想いなんだと思いました。
え?誰ですか?今、話が噛み合ってないと思ったら人は!
好きは好きなので大丈夫です!
でも、どんな形でも大切な人達も再会出来るって羨ましいきがする。
再会出来たら沢山話したいって思うし。
妻が帰ってきたって喜ぶ気持ちも解りますね。
で、そんな、圭介にも貴恵と離れなきゃいけない事も解っていて、貴恵に成仏してもらう為に頑張るんだけど、そんな中で守屋さんに告白されて妻の話をします。
ちゃんと話を聞いてくれて、信じてくれて、妻を成仏させる決意に妻を成仏させた後の圭介を心配してくれたりと、優しい人だなぁ〜と思いましたね。
守屋さんに圭介と「結婚したい」と言われたらね。
これに関しては貴恵と同じで自分が死んだ後に誰かを自分に縛り付けたくはないし、それは絶対しちゃいけない事なのも分かるなぁ〜と思いました。
ただ、圭介の妻に成仏させたいって気持ちからきた、圭介の「これからはお弁当は作らなくていい」発言とか、最終手段としては「妻を拒絶」をする「居なかった事にする」ってのは違うよなぁ〜って思うんです。
時には相手を思いやるから傷つく事も傷つける事もあるかも知れないけど、それでも誰かを思うってそうじゃないと思いましたね。
守屋さんが怒っていたけど、ホントに彼女の言う通りだと思うし、私から見たら貴恵側に立ってしまって、「時間がないからこそ残りの時間でやってあげられる事をしてあげたかったなぁ〜」って思っちゃうかもしれないけど……目も合わさずそんな風にいわれると悲しい気もして、笑顔だったりとか、目をみてしっかり伝えてくれたら「そっか」ってなるけど、あんな雰囲気で言われたらなぁ〜
娘のマイが実は仕事場で出会った蓮司とお付き合いしていたみたいで、挨拶に来てましたね。
で、漁師の彼氏で3人で海に出るんですが、父が娘に彼氏が出来た事がショックらしくてウジウジしてましたね。
ただ、彼氏と一緒に釣りをして仲良くなって、いい人だと解って父も認めてくれるんですが。
そんな時、マイが蓮司の過去。
昔、蓮司が好きだった女性の先輩が波に呑まれた事を知ってしまいます。
で、自分はその先輩彼女が居なくなったから付き合えたのかと悩んでしまいます。
まぁーね。
そこまで私は考ないかな?って思う。
誰かの大切な人が亡くなって、その大切な人と過ごした時間って、その人の中で綺麗な記憶になって、比べられたらその思い出には私は勝てない気がするんですよね。
だから、多分、私がマイの立場になったら考えない。
けどさ、今はその人が1番だと今を選んでくれたなら自信を持っていいと思うんですよね。
だから、蓮司が選んだ決断って凄いとも思うし素敵だと思いましたね。
さて、後は、お父さんとお母さんが大好きだから、お父さんと守屋さんの結婚にショックを受けてしまいます。
マイの言っている事は少し我儘過ぎる様に私には感じましたね。
まぁ、確かに。
子供から見たらお父さんとお母さんって大好きで、お父さんが新しい人を連れてきたら馴染めるかな?とかの不安もあるけど、それ以上にお母さんの事を忘れようとしてるんじゃないかって感じちゃうんじゃないかな?
何よりやっぱり寂しいし別れは受け入れられないよね。
特に彼女は早くにお母さんを亡くしているから心も気持ちも止まって居て、お母さんが帰ってきてくれて心も気持ちも最近動き出したから、お母さんと離れていた時間が長すぎて気持ちが追いついていないんだと思いましたね。
一緒に過ごせなかった時間を取り戻したかったんだと思います。
でも、例え生まれ変わりだろうと憑依だろうと、その人にはその人の人生があって、それを縛り付けるような事をしちゃいけないとも思うんですよね。
だから、最後はお母さんと別れる事を決意したのは成長かな?っておもいました。
マイの言動って私にしてみら駄々っ子だなぁ〜って感じる部分は沢山あって、もっと小さな子なら納得出来るけど、マイくらいの年の子にしては発言や考え方が幼く感じちゃいました。
結局は自分がお母さんにいて欲しいだけで、お母さんやマリカの事を考えず、お父さんをお母さんで縛り付けたいだけの駄々っ子に見えていたんです。
けど、最後に決意出来たのか彼女が大人になれたのかな?と感じました。
で、母の貴恵の記憶が消滅してしまいます。
私が生まれ変わりがあると思う理由としては、私は今意識があります。
ただの感覚ですが、私はこの意識が無くなるイメージが全然出来なくて、自分が死んだ後にも何かに生まれ変わって目覚めてるんじゃないかって小さい頃がずっと不思議と私の中にある気持ちなんですよね。
だから前世の記憶って多分、私にも、コレを読んでくださってる皆さんにもあって、けど覚えてないのは多分、パニックになるからなのかな?って。
実際、貴恵達も最初は戸惑ってましたし、小学生貴恵の母も混乱してましたし、こう言う全人類……人が人に生まれ変われるかは解らないから虫や動物も有り得るのかな?
全生物が前世の記憶持ちになれば世の中が成り立たない気がして、記憶が消えちゃうのも、そう言うものが理由か生まれ変わるまでの時間が経ちすぎて忘れてるのかな?っ思うんですよね。
記憶を持ったままだと、本人は今の自分をスタート出来ないし、周りの人も未来へ踏み出せない。
この家族を見ているとそんな風に感じちゃう部分も私にはあって……
だから、冷たい考え方ですが、貴恵の意識が消えた時に、あまり驚きはなくて、コレが本来の形なんだろうなぁ〜って思ってしまいましたね。
たまに、テレビで前世の記憶があるって人がテレビに出ていて、検証してたりする番組とかあるじゃないですか?
アレを見て私が思うのが、誰も異世界の記憶はないんだなぁ〜ってww
前世は、魔法を使ってました、ドラゴンを討伐しました、地球とは別の惑星に住んでいました。
とかの記憶って紹介されないよなぁ〜ってw
異世界転生とかないんですかね?
地球の生命体は地球でしか転生出来ないのかな?
と、こう言うの考えるの好きなんですw
都市伝説とか好きなんでww
貴恵の記憶を失ったマリカは1年間の貴恵だった記憶を全て失った状態になったみたいですね。
この辺りはマリカの母がマリカに優しく接してくれるのが嬉しいらしいですね。
あと、マリカ自身は優しくてお淑やかな子って感じがしましたね。
で、再び、貴恵だった事を思い出してしまうけど、一つの身体に二つの魂が入っていた真実を知って涙します。
これはね。
自分の魂が人の中に憑依していて、生まれ変わりじゃないのなら……自分はそこにいちゃいけないって思うよね。
誰かの人生に身勝手に介入しちゃいけないよね。
実際、マリカは1年間の記憶を失っているし実害が出てるし、早く出ていかなきゃっと思う。
けど、貴恵は憑依したくてしたんじゃなく無意識に入り込んで、帰って来ちゃったから…
出方も解らないし辛いよね。
一人泣いてたのは貴恵はマリカの自身とお母さんの事を思いやっての涙なんだと思いました。
で、マリカの中に入った記憶を思い出します。
ホントは霊体になった貴恵が自分と同じ様に交通事故に合いそうなマリカを助けようとして、家族の事で悩んだマリカの「帰りたくない」と貴恵の家族の為に「帰らないと」って気持ちがリンクしたんだね。
よく「天国と地獄」って言うけど、子供の頃って地獄って絵とかに描かれている鬼とかが居るイメージだったんだけど……
いつからか、地獄って現世のこの世なのかな?って思っちゃう事があって、理由としては、単純で成仏出来たら天国、成仏出来ずに未練が残れば現世に留まり彷徨うんじゃないかな?って考えてしまいますね。
貴恵の場合は圭介とマイに再会出来たから、よかったけど、未練を断ち切れないまま大切な人に気持ちも声も届かないまま彷徨って、時間だけが過ぎていつかは大切な人も居なくなって、そんな世界で霊体のまま居続けるのは辛いんじゃないかな?って私は思いました。
だから、霊体の貴恵を見ていたらそんな風に感じました。
で、貴恵は未練を断ち切りマリカを連れ戻す為に貴恵は圭介とマイと別れ決意していくように振る舞いが少し寂しくなりますね。
夫や娘に言葉や気持ちを伝えたり、結婚式の予行演習を見せて欲しいとか、少し切なくなりますね。
で、貴恵は旅立ちの準備をするのですが、その中でマリカが戻って来ても友達と馴染める様に準備をするのは、貴恵が身体を貸してくれていたマリカへ出来る精一杯の事なんだと思いましたね。
最後の貴恵とマイの観覧車での会話は良かったね。
別れる前に言葉を交わすって1番幸せな最後かもしれないよね。
永遠の別れなんて誰も受け入れられないし、悔いが残らない訳がないと思うんです。
でも、永遠の別れって必ず訪れるものです。
だから、最後に言葉を交わしたり気持ちを伝え合えるって凄く良いなぁ〜って、私のお友達が亡くなった時があって私は数日前までLINEしてて、いつでも話せるからって1日に1、2回帰してたり合間開けて返してたりってお互いしていて、突然死だったんだけど、それを聞かされた時に、私はなんでもっと沢山お返事返したりお話したりしなかったんだろ……聞いてもらいたい事も、聞きたい事もあったのに、いつでも出来るって思ってたんだろって……後悔がグッときて……
だから、多分、どれだけ話しても、後から話したかった事なんて沢山出てくるし、最後に話せても悔いが残るし涙は流れるし辛いけど、それでも最後に別れの挨拶が出来るって良いなぁ〜って思っちゃう。
で、圭介は指輪を守谷さんと結婚するから指輪を渡すシーンを貴恵に見せます。
貴恵は自分を成仏させる為の偽装かと疑っていたから、圭介の本気を知れて「よかった」といいます。
「安心した」と、そして天国へ旅立ちます。
そして、コレは偽装でした…………
コレね、コレはダメだよ……
めちゃくちゃ良い話みたいに作中でなっていたけど、コレは私は酷いと思いました。
なんで嘘をつくの?
心配させたくない安心して成仏して欲しいのは解る。
けどさ、嘘はダメだよ!
貴恵はあんな笑顔で祝福して幸せを願ってくれたのに実は嘘でしたなんて悲しいよ?
そりゃ死後なんて解らない。
貴恵は知らないままかもしれない。
けど、私が圭介ならそんな嘘はつきたくない。
私が貴恵なら嘘はつかないで欲しい。
コレって気持ちへの向き合い方だと思うんですが、自分が大切な人に嘘をつきたいか、どうか、って話かな?って思います。
偽りの安心よりは、まだ「これからは心配かけないように頑張るから」とかの言葉の方が心配は残るけど、言葉を信じるよ、貴方を信じるねって気持ちで、私なら「そっか」って思えるかな。
後、私が圭介側に立って同じ事をしたら、心が痛いです。
相手が知る知らないは別にして、大切な人に嘘をついて、その人が笑顔で祝福してくれたけど、それは嘘でしたって考えたら心苦しいかな……圭介は貴恵の言葉も笑顔も知らないけど、確信は持って行動していると思うので。
正直、この真相を聞いた時に貴恵の言葉や笑顔を思い出して、圭介と守谷がした事考えたら私はなんか凄く悲しくなりました。
ちゃんと結婚してくれたら私は文句なかったかも。
死んでも愛しているってのを伝えたいんだろうけど、貴恵の気持ちは、それを知った上での旦那のスタートを応援してくれたのに、この結末は悲しいよ。
で、夢で圭介と貴恵は再会します。
夢か、夢でもうれしいよね。
大切な人と言葉を交わせる。
素敵ですね。
確かに最後は圭介は挨拶出来てなかったからね。
さて、最初は微妙でしたが、意外と面白くはなってきたのかな?と思います。
色々とツッコミどころが多い作品ではあるもののまぁ、悪くはないかな?くらいの作品かな?とは思います。