どどる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
メインキャラが超良い
まず、ヘルクが良い。
筋肉ムキムキなのが良い。筋肉ムキムキの上半身裸マント。気は優しくて力持ち。
2024年のオタクコンテンツではほとんどコメディの記号として消費されているムキムキマントのカッコ良さが再発掘されている。
「こんな見た目でカッコいい」というより、「この見た目ってやっぱりカッコいいんだ…」という改めての気付き。
筋肉が生む余裕。安定した性格。
ヘルクは、心もかっこいい。
笑顔や平和が好きで、自ら陣頭に立ってニコニコしているのがかっこいい。
「みんな、どうか笑っていてくれ」みたいなことは言わずに、自分がニコニコしていることで周囲の人も楽しくさせる実践的な笑顔好き。
無言実行。
黙って行うことの負の側面も作中に出てくるのがすごくよい。
ヴァミリオちゃんも良い。
優しさに満ちあふれたつっこみ。
というか、心配性なオカン。
突っ込みも「危ないだろが!」とか「人間の勇者を魔族の大会に参加させちゃ駄目だろが!」とか真っ当なことを強めに言ってるだけのことが多い。
ヴァミリオちゃんが突っ込みを入れて軌道修正してくれるおかげでヘルクたち周囲もボケ倒していられる。バランスが良い。
ヒロインというよりダブル主人公の片割れ。
ヘルクにクセがある分、ヴァミリオちゃんの方が主人公に見えたりもする。
ピウイも良い。
わがままを言うのが良い。
愛されてる自信がある子どもか!? お前はヘルクとヴァミリオの子どもなのか!?
ピウイがいることで、Helckの売りである明るい展開に移行しやすい。よく考えられたキャラ配置と言わざるを得ない。
メインキャラが全員これだけ良ければ面白くないはずがない。
「幸せになって欲しい」と思えるキャラクターが動いていると、見ていて身が入る。