Ｂハウス さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態：観終わった
取ってつけたバディに困惑
オリジナルアニメで釣りを題材とした本作
アングラー＝釣り人という意味らしい
ＯＰ・ＥＤの選曲含めノイタミナっぽい
エッセンスを感じるが
話の根幹が圧倒的に足りていないので
結局ラスト近辺でバディ物になって困惑した
初回は主人公の佐々木が大学入学後に
ＦＸ投資に手を出して大損し借金まみれ
さらには健康診断で再検査に行くと
余命２年の宣告を受けていた
借金取りに追い立てられ逃げ込んだが
謝って川へ転落してしまう
気が付くと船の上にいた佐々木
そこには海釣りをしにきた一団がいて
ピンク髪の青年・躑躅森に声をかけられる
追いかけてきた借金取りを一蹴してくれ
佐々木は躑躅森の家に転がることに
躑躅森達はバイト先であるコンビニ
「エブリマート」のスタッフ
佐々木は口利きしてもらいバイトを始めた
釣り好きである従業員たちに毎回誘われる佐々木
最初はつりが嫌いと渋っていたものの
当たりが来て釣れた体験を得られたことで
のめりこんでいくという流れ
序盤から中盤までは従業員一人ずつの
お登板回なのでてっきり群像劇と思っていたら
可愛がっていた弟が病死していたという
シーンから視点が佐々木から変わり
最終盤はほとんど躑躅森を救おうとする
佐々木だから置いてけぼりな気分になった
釣りの内容も「放課後ていぼう日誌」の様に
丁寧な仕掛け紹介もないし
釣った魚を食べるシーンもインパクトに欠けて
釣り要素はそんなに重視していないんだろうと
見えてしまう時点でダメだよね
バディ物にしたいのならところどころ
躑躅森が佐々木に対するリアクションで
伏線貼ってくれないと
ハナちゃんみたいなキャラクターも
上手く生かし切れていないので
登場人物が形がい化しちゃっていて
急にシラケちゃうんだよな
最後の展開もなんか２年後の佐々木を
想定して作っている分オチが読める
中身空っぽの豪華な包み紙見ているような気分だった
