メガマインド さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シリアスな忍たま
原作既読
すごくよかった
まるで
群像劇をみているかのようだった。
忍たまは映画化するの今回で3回目!?で長寿シリーズ
でそれならではの一風変わった雰囲気を味わうことができた。
子供向けの作品なので血をたくさんだすわけにはいかないので
彼岸花と案山子で血と死体を表現したりと
上手く小さい子供でもみれるギリギリのラインを攻めていまし
た。
少しですが斬られて血が飛ぶという血の描写もあります。
忍たまの世界観はもともとは戦国時代で
互いの国同士がバチバチにやりあっていた物騒な世界ながら
プロ忍者の土井先生とかけだしの忍者の卵、乱太郎、きり丸、
しんべえを中心にゆかいなメンバーが忍者の学校で様々な修行をし、
ドタバタ繰り広げるギャグアニメで表向きは平和な世界を
血とは一切無縁な優しい世界
を描いている印象なのですが、背景、舞台が血で血を洗う戦国時代なので
その忌々しい部分も描かれているのもポイント高
い。
忍者同士の命がけのやり取りが行われていた
貧困で弱り切っている市民がでてきたり。
後今作ではきり丸や土井先生や高学年の忍術学園のメンバーにかなりスポットが
当たったお話であった
主人公の活躍が結構少ない
主人公サイドはまだ幼い子供なので
戦が関係する出来事なので忍者のひよっこを前線にだすわけにはいかない
ので高学年を前線に趣かせて聞き込みしたりするところを上手い
主人公ではないが主人公の友達のきり丸というお金にがめついキャラがいる
が
彼は戦で村や親を失って孤児になってしまい、同じく
一族を滅ぼされた過去を持つ土井先生に拾われたという
過去がある
そういうキャラ設定の部分を映画で色濃くみせてくれたので
そこを知ってみると映画が何倍も楽しめると思います。
なんなら
忍たまの持つキャラ設定や世界観に至るダークな面をできるかぎり全面にだ
しました!!
という印象です。