take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
賭けネタは強力なエッセンス、駆け引き芸は面白い。
なんともw実はクセのある作品であることを知っていたので、視聴を回避していた作品だったりしてw。
私のご贔屓の某アベマなTVで週末に一気をやっていたのと、この週のアタマに少しヤサグレたいような出来事があったので、ヤサグレに身を投じてみることにしたのだw。
何なんでしょうね、カイジをはじめとして、様々なマンガ作品でギャンブルものはある程度の人気ジャンルとして存在をしています。
やはり、人間の本質的な部分に訴える部分があるとしか言えないですね。
私自身も既に引退はしていますが、かつて「大衆の娯楽」と呼ばれたジャンルに一刻ハマっていたことはありますが、所詮は庶民の小ギャンブル、幸い大きな借金、負債、人生のトラブルを抱えることもなく、現在に至っています。
それでも、振り返れば、大きな時間とそれなりのお金を費やしてしまったと反省をしていますが、親しい友人とああだこうだと一生懸命立ち回っていたのは、楽しい思い出の一つでもあります。
まぁ、ちょっとした黒歴史の一つって事でw。
で、今作。
激しい金額が動き、自身の学生生活、人生を賭けるようなギャンブルを物語のエッセンスとして各ギャンブラーの立ち回り、駆け引きを描いています。
クセはあり、万人に受けるとは言えませんが、「面白い、興味深い」と言えるだけのパワーは持っている作品ですね。
また、主人公が「はやみんボイス」ながら、お顔もお名前もクセありあり、どっかのやっすいエロアニメのごとき演出もしばしば。
立派に賭けジャンキーをやっておられますw。
他のレビュワーさんのレビューに登場するように「顔芸」も多数。
うーん、やはりクセを受け止めきれるかどうかが視聴の鍵でしょうね。
個人的にチョイチョイ挟まれるフェティティッシュなカットも気にはなったのですが、今更そんなカットに惑わされるお歳でもないものですから、むしろ「華」として華やかでよいなぁ・・・くらいの所感でした。
(・・・まぁ、この言い方が今の世で受け入れられるとも思いませんが、ご容赦を)。
そして、そのフェティティッシュな映像とあいまって好きになったのがEDでした。
音楽もかっけぇ。
映像とのマッチ具合もなんかカッケェし華があるし、気に入った。
攻殻機動隊~のOPに通じるようなテクノでサイバーなスタートから、途中花開くように展開される華やかなフレーズwかっけえ。
もちろん、他のこの手の作品と同様にツッコミどころは満載なんだけれども、なぜこういった博徒、振り切ったジャンキー作品が目を引いてしまうのか。
これは正に振り切ったいかれっぷりに若干の憧れを持っているからではないのか、人間の根幹に根付く「博打好き」な部分を刺激されてしまうのか、いや、生きるっていう事がそもそも博打(選択)の積み重ねである事の繰り返しであることを踏まえれば、人間(が生きる)≒博打うちである故に、他の博打うち、それも振り切った者に関心を持つのではないか・・・、などなど話を大きくしながらの視聴でした。
・・・しかし、
一気見の都合とは言え、週末の深夜までこんな作品を観るとはw
私のハートもだいぶヤサグレ、疲れているようでw。