サワ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
他ルートの話も出ますので見てない方や未プレイの方は見ないで下さい。
fateは3パターンのルートがあります。
1セイバールート セイバーvsギルガメ 王道
2凛ルート アーチャーと凛の話し
3桜ルート 桜メインの間桐家の話し
ゲームだとクリア毎に1.2.3の順に話が出てきます。少し話が違う箇所もありますが設定はほぼ同じの平行世界の話なのでキャラが何故そう動いたのかというのがクリアして行くたびにわかり新しい発見があるので面白いです。アニメも何作か分かれて出ているので見ればわかると思います。
今回は2のルートの話ですが他のルートと比べて少しシナリオ部分に粗がありますし初見だとわかりづらい部分があるのが残念に思います。ただfateZERO(昔の話し)や今作を見直してみるとキャラクターの表情や台詞で最初からセイバーやアーチャーは知ってたんだなとわかることがありますので見直してみても面白いんですよね。
昔にあった設定でアニメだけじゃわからないんですよ。今作が少しややこしく感じるのは平行世界のエミヤ(士郎)の話になるからです。ルートとしてはセイバールートよりのエミヤになると言われています。
理由としては
1.全て遠き理想郷をアーチャーは知っている。
2.キャスターとそのマスターを知らない(17話のアーチャーと葛木の会話で最後まであんたを知ることがなかったから教えて欲しいとアーチャーが葛木に話す。桜ルートでは士郎はセイバーとともに葛木とキャスターを見ている)
流れとしてはセイバールートのエミヤは聖杯戦争後にロンドンの時計台に凛と行きます。これはアンリミルートと一緒だと予想されます。ただセイバールートだと凛と別れて戦場に向かい最後は仲間に売られて絞首刑になって裏切られた存在と言われているんですよね。凛は魔術師としてその時は士郎についていかずに彼女らしく研鑽した感じです。
この作品の一番良いところは凛がエミヤの正体に気づく唯一のルートなことです。アーチャーが凛に自分を頼むと言い士郎が将来どうなる可能性があるのか知ってる凛がロンドンで別れずに一緒に居て強制(支える)で正義の味方に憧れた士郎を孤独にさせない唯一のルートなんです。
その良さがわかりづらく本編で書ききれてなく伝わらないのが惜しまれます。二度見ると新しい発見がありさらに楽しめるアニメなんですけどね。
一応ファンディスクとして聖杯戦争後の話しの外伝みたいな物でホロウアタラクシアというゲームもありますので未プレイの方はぜひ。ランサーやキャスターを特に好きになれる良いゲームです。本作もゲームで存在しますが筋力や幸運等のステータスが見れたりします。凛が使うセイバーはくっそ強いんですよね。ギルガメやバーサーカーより総合上だった気が