どどる さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
コノハちゃんがかわいい
とーにかく主人公のコノハちゃんがかわいい。
図々しくて天真爛漫でやりたいことがあって、顔がかわいくて、こんな子が主人公な時点で最高。
テーマの軸にはエロゲ―がありますが、なにもエロゲ―でなくてもまんがやアニメでも通じる汎用的内容。
そんな汎用性があるのは、表層の部分ではなく根幹部分をテーマにしているから。
ストーリー構成は大雑把に区分すればループもので、そのストーリー構造自体は割と雑なのですが、「ループで自分が起こしてしまったこと。取り返したいこと」がそのへんのループものにはない重さなので、見ていて身が入ってしまいます。
コノハちゃんが未来の知識を使って関わってしまったエロゲ―開発のせいで、本来発売されるはずだったエロゲ―が開発されなくなるというヤバい内容。
マンガで言えば、手塚治虫の時代に2020年のマンガを持ち込んだせいで、あしたのジョーとスラムダンクと進撃の巨人などが描かれなかった。
アニメで言えば、巨人の星を改変したせいでガンダムもポケモンもコードギアスも生まれなかった。
ブラジルの蝶の羽の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすかのように、コノハちゃんの過去の行いがもたらしたデカすぎる影響。
オタクとしては「それはなんとしてでも取り返さなきゃ!」と入れ込めました。
コノハちゃんは厳密にはタイムリープではなく過去への旅行者で、その時間差を生かした構成もお見事。