「アドベンチャー・タイム(TVアニメ動画)」

総合得点
64.0
感想・評価
23
棚に入れた
84
ランキング
4090
★★★★☆ 4.0 (23)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.1

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どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

剣と魔法とキャンディの終末世界

とにかく私がこの作品を好きなのは、「子どもの妄想」感がすごいところ。

例えば犬のジェイクは異世界チートものの主人公並の万能戦士だが、その万能さが「変形」なのがすごい。
OPにすでに足がにゅーーーっと伸びたジェイクがお目見えしている。
俺は空は飛べねえけどよ、速く移動したいんなら、足をめっちゃ伸ばせば十分速く移動できるんじゃね? 1キロメートルくらいの長さによ!
そっか、そうだね。イエーイ!
そんな感じの世界観。

キッズアニメの持つ教訓主義的な魅力があり、しかも押し付けがましくない。
納得できないことが納得できないまま、フィンが不満そうな顔をしたまま終わったりするリアリティがあり、ストレートで放り込まれる現実の毒と言った魅力もある。

また重要なことは、キャラクターのドラマとしてもレベルが高いこと。
情の濃いキャラがいれば情の薄いキャラもいるが、情が薄いキャラは代わりに何かが濃かったりする。
キャラクターたちが主人公のためや、世界のためなんかに生きていない。世界のことを考えて生きて自らを犠牲にするキャラもいるが、それはそれとして私生活は楽しく過ごして居たりする。


でも、この作品の魅力はそういった教訓、キャラクターのドラマに支配されすぎていないところでもある。
ただキッズの心をうきうきさせるステキな世界。楽しさ。それが豊富にある。
空想にまみれている。
プリンセス・バブルガムは風船ガムだし、ファイヤープリンセスは燃えていて、アイスキングは凍っていなくて体が汚い。
キャンディ王国の住民はみんなお菓子だ。
子どものごっこ遊びやノートマンガをアニメ化したらこんな風かも……というメチャクチャさがあり、それがプロの手によって見事なエンタメに昇華されていて、なぜか整合性がある。

欠点は142話+αしかないこと!!!!!

投稿 : 2025/02/10
閲覧 : 36
サンキュー:

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