テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
今度はチーム戦だ!
前作はひたすらなのはとフェイトが戦っていて、ちょっと単調感もありました。本作では敵が4人チームを組んできます。これで重層的で立体的なバトルが楽しめる!と思ったんですが、実際はなのははハンマー女、フェイトは蛇腹剣剣士、犬は犬と戦う相手が決まっていて、チーム戦的面白さは希薄でした。その点「ダイの大冒険」のダイチームVSオリハルコン軍団はよくできていたなあと改めて思いました。
ここから重大なネタバレあり。
折角のチーム戦なので、お互いに死力を尽くして戦い犠牲者を出し、「なのは軍団、あと〇人!」とかなったら最高なんですが、実際は予想の範囲内で馴れ合ってしまいました。
ラスボスなどほとんど無抵抗なのに、全員でタコ殴りにして仕舞いには波動砲で滅殺するという、ちょっとラスボスが可哀そうになるぐらいの幕切れでした。もうちょっと、ラスボスの強さと邪悪さを演出できなかったものでしょうか?ラスボス前の憑依体?はなかなかカッコ良かったです。ですが、最終話のグダグダ会話シーンはちょっと感情移入できませんでした。
主人公の使う武器がパワーアップして、魔力がカートリッジ式になったのはいいアイディア。装填とリロード、薬莢の排出がカッコいい演出でした。ですが、スト-リー上あんまり意味が無かったような。
主人公は相変わらずジャリですが、敵はそこそこ妙齢だったところもいいですね。前作は全員同じ顔をしていましたが、本作の新キャラはちょっと顔立ちが違ってキャラが立っていました(関西弁女除く)。作画が大変そうな蛇腹剣も頑張っていました。
本作の最大の難点は、主人公が9歳だということに尽きると思います。幼すぎて感情移入も萌えも難しく、彼女らに頼りきりになっている大人たちも非常に不甲斐なく感じてしまいます。ほら、やっぱり私ロリ趣味じゃないから。11才ならいいのかという話もありますが・・・。
というわけで、決して悪い作品ではないですが、1期2期と続けて観て、この作風に飽きてきたのかも。まだ3期4期劇場版とありますが、今のところもういいかな感で満たされてしましました。