テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
通好みな作品ですが、私には刺さりませんでした
敵が言葉で殺し合いをさせる能力を持っているんですが、それはともかく、バックボーンを持たない一個人が世界中のゲリラ組織の中枢に入り込み、またアメリカ軍の追跡を難なくかわすというスーパー能力に説得力が全くありません。大駄作「バビロン」と大差ないです。
敵の主張もまるで納得感がないですね。第三世界の人間に殺し合いさせておいて、それがアメリカを守ることになる?
作画は綺麗だしバイオレンスも半端ないです。ですが、画面が暗く劇中の三分の一くらいは何が描かれているか視認できませんでした。そのため、これだけ肉片が飛び交う残虐描写満載なのに、正直眠くなるシーンが多々ありました。また、主人公と敵のイケボが似ているように聞こえて混乱したのは私だけでしょうか。
言語で相手の行動を操作するというのがプロットの肝ですが、それが全然表に描写されてません。そこ、逃げちゃいけないとこですから。それを描写できないなら魔法で相手を操るのと同じです。
なんか凄い映画っぽいですが、私には残念な出来でした。