alpine さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
良い意味で複雑な気分です。
攻殻機動隊のようなノリの作品かと思っていました。
蓋を開けてみれば結構違う…。
この作品は「観る」というより「魅せられる」の方が近いのかもしれない。
情緒的表現の多い作品。
序盤のアクションシーン以降は終盤まで穏やかな展開。
赤ずきんの話をおよそ理解できないと最後の方がきついかもしれない。
{netabare}
というか!
「赤ずきん」と「狼」を、左翼反体制の「アカ」及び、帝国主義的体制を指すスラング「狼」として対置させた寓話。
って書いてあるんだけど
アカはわかるけど、帝国主義的体制のスラングが「狼」なんて
どこから引用してきたのか問い詰めたい所。
「帝国主義 狼」で検索をかけても殆どこの作品しかひっかからないよ!!
もしかして「ケルベロス・サーガ」内のスラングって意味??
{/netabare}
ストーリー重視のハードボイルド作品が好きな人は観て損はないと思いますが
時代背景が昭和37年(らしい)なので、近代的な作品と思っていると
肩透かしを受けるかもしれません。
エンディングテーマはGabriera Robin{netabare}(菅野よう子){/netabare}
PG-12(12歳未満お断り)指定