中島野球しようぜ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
前日譚とはまた違った呪術廻戦の物語、本編より設定や展開が纏まっているかも?おすすめ度★★★★★
これは持論なんだけどね、愛ほど歪んだ呪いはないよ
呪術廻戦の本編から1年前の物語を描いており、呪いの力が過剰に暴走した影響で呪術師にならざるを得なくなった乙骨憂太が呪術師として戦う話を描いている。本編に出てきた禪院真希、狗巻棘、パンダの1年時代も同時に描かれており、乙骨を交えてバカやっては楽しげなシーンが印象的、彼らの交流を経て乙骨が精神的な学びを得て成長するという展開は王道寄りで好み。百鬼夜行の首謀者でありかつての五条先生の親友であった夏油の最期や里香との別れのシーンは切なくなってしまう。
作画も圧巻の劇場版クオリティであり、百鬼夜行における呪術師総力戦の際の作画は限界を超えた迫力。乙骨VS夏油ももちろん凄いが、個人的に1番のお気に入りは七海の黒閃シーン。
ただ不満点が一つだけ、乙骨役の緒方恵美さんは演技がまんまシンジ君過ぎてミスキャスト感が否めない。
総評としては個人的にはとても出来のいい素晴らしい作品だと掛け値なしで言えると思う。夏油の因縁と闇堕ちについては0だけだと断片的にしか分からないため懐玉・玉折とはセットで見た方がいいかも。