YOU0824 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
「魔法少女」もついに「ビジネス」
3つのことを思った。
①「マジルミエ」とはどういう意味?
「魔法(magic)と光(lumiere)を組み合わせた造語。
魔法少女が光をもたらす存在であることを象徴している」
(ネット解説より)
②本作お得意、ピクピクさせる表情。
アニメでは初めて見た。
この「ピクピク」に初めて注目したのは
映画『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロン。
「本当の彼は結婚を苦に思っていて、
私とよりを戻したいはず」
と壮大な思い込みをしたり、
仕事の連載打ち切りが決定しているにもかかわらず、
「売れっ子作家で忙しいの」と堂々と嘘を吐いたりと、
とにかく痛々しい言動が目立って仕方なかったセロン。
そんな彼女のイタい仕草の一つがこれだった。
自分ではできない表情筋の使い方に
「さすがプロだ」と思ったものだった。
単に容姿が美しいだけではないのだ。
話は違うが満島ひかるの唇を震わせて泣く特徴ある
演技にも同じ感想を持った。
プロと素人はもう物理的に違うのだと思い知らされた。
ところでこの「ピクピク」する表情
何か名称があるのだろうか。
③「魔法少女」もついに「ビジネス」。
職業としての「魔法少女」。
これは新しい。
「宗教はファンタジー」と喝破したのは
『はじめての〈宗教〉入門』の著書・中村圭志。
魔法少女というファンタジーを現実的な仕事として
描いたのが本作。どちらも画期的だ。
『魔法使いサリー』から始まる日本の魔法少女アニメ。
メルヘンではじまり、『まどマギ』で
まさかのホラー(?)化。
その後パロディ化して、その連なりで「ビジネス」に
至っていると認識している。
前期の秀作『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』
のヒロイン白夜も「魔法少女はお仕事」とのたまう。
本作の前哨だったのだろうかと勘ぐる。