「株式会社マジルミエ(TVアニメ動画)」

総合得点
62.5
感想・評価
38
棚に入れた
197
ランキング
4879
★★★★☆ 3.1 (38)
物語
2.9
作画
3.2
声優
3.2
音楽
3.0
キャラ
3.1

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ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

「魔法少女」もついに「ビジネス」

3つのことを思った。

①「マジルミエ」とはどういう意味?
「魔法(magic)と光(lumiere)を組み合わせた造語。
魔法少女が光をもたらす存在であることを象徴している」
(ネット解説より)

②本作お得意、ピクピクさせる表情。
アニメでは初めて見た。
この「ピクピク」に初めて注目したのは
映画『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロン。
「本当の彼は結婚を苦に思っていて、
私とよりを戻したいはず」
と壮大な思い込みをしたり、
仕事の連載打ち切りが決定しているにもかかわらず、
「売れっ子作家で忙しいの」と堂々と嘘を吐いたりと、
とにかく痛々しい言動が目立って仕方なかったセロン。
そんな彼女のイタい仕草の一つがこれだった。
自分ではできない表情筋の使い方に
「さすがプロだ」と思ったものだった。
単に容姿が美しいだけではないのだ。
話は違うが満島ひかるの唇を震わせて泣く特徴ある
演技にも同じ感想を持った。
プロと素人はもう物理的に違うのだと思い知らされた。
ところでこの「ピクピク」する表情
何か名称があるのだろうか。

③「魔法少女」もついに「ビジネス」。
職業としての「魔法少女」。
これは新しい。
「宗教はファンタジー」と喝破したのは
『はじめての〈宗教〉入門』の著書・中村圭志。
魔法少女というファンタジーを現実的な仕事として
描いたのが本作。どちらも画期的だ。
『魔法使いサリー』から始まる日本の魔法少女アニメ。
メルヘンではじまり、『まどマギ』で
まさかのホラー(?)化。
その後パロディ化して、その連なりで「ビジネス」に
至っていると認識している。
前期の秀作『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』
のヒロイン白夜も「魔法少女はお仕事」とのたまう。
本作の前哨だったのだろうかと勘ぐる。

投稿 : 2024/10/30
閲覧 : 77
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