ふりーだむ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
妖怪と夏目とニャンコ先生が紡ぐ心温まる優しい物語
高校生・夏目は幼いころから、人には見えないあやかし(妖怪?)が見えるせいで、友達ができず、親戚縁者からも気味悪がられていたため、周囲の人間とも距離を置きながら、生活していた。ある日、妖怪「斑(まだら)」と出会い、祖母の遺品の「友人帳」の存在を知る。祖母が妖怪から取り上げた「名前」を記した「友人帳」。用心棒となったニャンコ先生(斑(まだら))とともに、名前を返す騒がしい日々が始まる。
美しい風景と、優しい画、そして妖怪ものながらも穏やかな物語。時には荒ぶる妖怪も登場したり、一話完結で全体通じて穏やかにお話は進んでいきます。
霊力の強かった祖母のレイコが勝負をして負かした相手から名前を奪い、それを記した友人帳。持つものは名前を書かれた妖怪を使役することができる力を持つ。その血を引く夏目も強い霊力を持っている。夏目は妖怪に名前を返していく過程で、様々な体験をするとになる。妖怪にも心があり、人との絆がある。約束を待つもの、恩のある人を見守り続けるもの。その他にも様々なエピソードとともに、様々な妖怪たちと出会っていく。すべてがいいお話、いい終わり方、というわけではないが、ほとんどが人と妖怪の温かな絆を描いています。
個人的にはほーこさん出演の「儚い光」のエピソードが良かったですね。
2期3期4期とあるので今後どのようなお話があるのかとても楽しみです。