エイ8 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
え、まって。特別版第1弾と第2弾でそれぞれ異なるエピローグカットだって?
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(きどうせんしガンダムシードフリーダム)は、2024年1月26日に公開された日本のアニメーション映画作品。
「ガンダムシリーズ」のなかでも『機動戦士ガンダムSEED』を初めとするコズミック・イラ (C.E.) 年代を舞台にした作品であり、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の直接的な続編として製作されている。
8月26日、9月20日より500カット以上の本編映像をアップデートした期間限定の特別版として再び劇場上映されることが発表された。上映期間は2回に分けられ、第1弾は9月20日から10月3日まで、第2弾は11月1日から11月14日までとなる。第1弾と第2弾でそれぞれ異なるエピローグカットが追加される(wikipedia)
個人的にはSEED、DESTINYとも劇場版のみを視聴済み。テレビ放送シリーズの子細な内容はわかってないものとして読んでいただければ助かります。
実は劇場版だけだとキラとラクスの関係ってほとんど深掘りされないままいつの間にかアスランから寝取ってるみたいな形になってるんですよね。はっきりいって色々ドラマのあったフレイの方が正ヒロイン感が強かったです。こちらもテレビ版だと三角関係的になってたみたいですが劇場版だともうちょっとストレートにフレイがヤンデレルートに乗ってました。なのに結局キラは彼女を救えず、何かよくわからない精神世界的な描写でフレイが彼をいつまでも見守ってるみたいなオチ。にもかかわらず続くDESTINY、今作のFREEDOMと結局出番なしでした。FREEDOMでは過去回想シーンとしては出ましたが、DESTINYの方の死にヒロインであるステラはちゃんと新作カットで出てきたことを考えるとちょっと差がありました。まあステラの方はHDリマスターComplete Blu-ray BOXの方でもシンとジャケットになるぐらい真の正ヒロイン扱いみたいですからこの辺はしゃーないですか。(というか、FREEDOM冒頭の水の中にいる少女ってステラだと思うんですけどあれ結局思わせぶりなだけでしたね。)
劇場版DESTINYのラスト付近ではカガリは指輪を外しアスランと別れる決意をした、だからメイリンに託したみたいな感じだと思ってたのに普通に縁切れてなかったですね。SEEDではカガリは冒頭に出たヒロインキャラだったので事実上ラクスとのヒロイントレードみたいな形でアスランのもとに移籍した感じだったんですが、まあキラと兄妹設定ということでNTR感は減少してましたwガンダムシリーズはヒロインがころころ変わるイメージが初代の頃からあるんでお約束といえばお約束なんでしょうが。(今から考えたらフラウとか酷いNTRですよねwまああれはアムロの方が振ったんでしょうが)
さて本作FREEDOMは流行り?の催眠系NTRものみたいな内容でしたが、まあそこは腐っても表側のコンテンツ、ちゃんと真実の愛が勝っちゃいました(残念でもあるし当然でもある)しかも随分と見せつけられまくるという逆NTRみたいな展開wオルフェさんもそりゃ心中穏やかではなかったでしょうw
映像的には結構見栄え良かったと思います。個々のモビルスーツ自体は味気ない感じがしたんですが、特に序盤のサイコガンダム的なのが出たシーンですが、大戦的な描写を俯瞰的に描いたのは良かったと思います。
ところでアークエンジェルは結局沈んじゃったんでしょうかね?本編二作に渡って活躍してきたのにまさかこの期に及んで沈められるだなんて思ってなかったでしょう。黒い三連星みたいなののモブキャラもこの機に乗じたかのように人員整理されてて可哀そうw百式みたいなのには普通にムウが乗ってましたがあれって元々カガリの父親の忘れ形見みたいなものですよね。テレビ版DESTINYではこの辺の譲渡シーンがあったんでしょうか?というか、ガンダムものに今更ですが滅茶苦茶予算かかってそうなモビルスーツなのに服の貸し借りよりも気楽にやるってどうなんでしょうねwそういやオペレーターもあちこち散らばってました。SEEDの時にアークエンジェルに搭乗してたキラの級友たちは今やカガリのもとに。この辺の人事もどういう動きでこうなったのかちょっと気になります。
作品序盤ではラミアス館長の声に張りが無さ過ぎて心配したんですが以降は往年の力を取り戻した感じでした。声優といえばカガリ役の降板は何だったんでしょうね。