香風智乃ニ号 さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
キャラが不快でした
魔法絶対主義の王国内(?)の魔法学園にて唯一魔法の才能が一切ない主人公が、魔物が出る塔を登頂すると与えられるらしい魔法使いの頂点の5人の中に入り込むことを目指す物語。
以前作画は凄いという口コミを見かけたため気になっていて2話まで視聴しましたが…登場キャラが大体全部きつかった![追記:結局全話観ました]
自己肯定感低めでいじめられてる(も同然の)日常を受け入れてる主人公…でも実は剣技の実力は相当に強いが俺TUEEEという程ではなく中途半端で戦闘中もなんか弱音吐き出すけど結局倒す。なぜか倒すモードになるとゴーグルを掛けるがそのゴーグルの意味は…?[追記:一応理由があったようですがなくても問題なく戦ってました]
主人公を好きみたいでやたらと庇ってくれたり面倒見てくれるオレンジ髪の美少女ヒロイン1。でも主人公の想い人は昔からずっと決まっていて早くも負け戦確定で不憫な子…剣を届けてあげるシーンでも主人公は別のヒロインがずっと好きだって叫んでるけどこの時気付いてないのかな?[追記:ずっと追ってることは知っているようです]
何と言うかただの落ちこぼれの主人公にやたらと周りが注目しすぎだし、しつこく絡みすぎていてとても違和感を感じます。
生徒のみならず教師までもお前は才能ない早く学園を去れだの、生徒いじめのリーダー格の三人組の男達も同じ調子で執拗に絡みにくる。
更に理事長っぽい老婆と主人公に目をかけている教師も擁護派ではあるもののやはり主人公主人公とどんだけ注目されてるんですかね。
まるで彼の為の物語の駒のようです。実際そうなんだろうけどそれが視聴中に意識できる程露骨な構成でした。
良い歳した教師や老婆が斬撃だの弾幕だの…そういうセリフがなんか魔法と剣をテーマに浅く作られたフィクションの世界って印象を強めてますね。
作画は確かに1話はぬるぬる動いていましたが…これはトリッキーではなく枚数を多くしただけで、変態的ではあるんだけど思っていた凄さとはちょっと違いました。
また2話では前回はぬるぬるしていた動きもスカスカになっていたためグレードダウンしていました。
戦闘シーンはぶっちゃけ何やってるのかよくわからんけどとりあえず激しい動きで走らせて跳んでけって感じで好みではなかったです。
[追記:2話は一気にレベルが下がったと思ったんですが3話・5話・10話はとても迫力の作画で持ち直していて見ごたえがありました]
更に少し先の展開を見てみるといじめ主犯格だった赤毛の生徒が仲間ポジになっているようで不愉快だな!と思ったのでここで断念します。
[追記:最後まで観ましたがレイシストが増えましたね。結局主人公は認めてもドワーフはゴミとしか思ってないような連中の集まりで最終話まで不快度は相変わらずでした]
原作者が同じらしいですがダンまちが8だとしたら4くらいの作品でした。