プラ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
現実世界はそう甘くはない。ただ、もがきながら生き続けるのみ。
吾野に住むとある女子高生・葉香は、7G開通式典とやらに巻き込まれ、世界改変の張本人になってしまう。いわゆる「7G事件」である。7G事件を発端とし、世界の姿は大きく変わってしまった。中身は人間のまま、姿が動物になってしまったり、身体に生えたキノコに乗っ取られてしまったり、小人のようなサイズになってしまったり・・・そして、世界には「西武・池袋線」しか電車と言うものが存在しないらしい。
静留ー同じく吾野に住む女子高生ーは、7G事件直前に葉香とケンカ別れをしてしまい、二年間その姿を探し続けていた。葉香が池袋にあるという手がかりを見つけ、即決即断で池袋へと出発する・・・幼馴染の撫子・晶・玲実そして葉香の飼い犬のポチとともに。
現実なら、池袋までなら電車で数時間というところであるが、進めど進めどたどり着かない、まるで静留が池袋に進行するのを妨害するように。
主人公パワー?で障害を乗り越えながら、最終的に池袋に到着。あっさりと葉香のもとにたどり着くが、7G事件の影響か葉香に拒絶される。ポンタローとかいう胡散臭い奴のせいで記憶まで改変されてしまっていたのだ。最後は、静留たちの必死の説得により葉香は本来の姿を取り戻す。
7G開通ボタンを押してオフにしたところ、池袋周辺の空間の歪みみたいなものはなくなった。しかし、世界は元通りには戻らない。現実はそう甘くはないようだった。