プラ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
平和に終わったのか・・・?
美少女ゲーム好きで美少女ゲーム会社でゲーム制作をしているとある少女・コノハのお話。美少女ゲームに対する熱意のあまり、タイムリープの門を開いてしまう。タームリープして戻った先は、1990年代の美少女ゲーム会社。現代ではもう存在していない、おそらく倒産した会社。タイムリープ先で現代の流行と知識を駆使しながら、ゲーム制作に関わることとなる。
コノハは楽しんでゲーム制作をした。その間、過去と今を何回も行き来することになるが、やはり歴史を変えてしまう行為であったようだ。現代に戻るたびに、あるはずだったゲームは消えていった。最終的には渾身のゲームを完成させるのだったが・・・現代に戻ってみると、秋葉原がオタクの街ではなくなってしまっていた。それどころか、ゲーム制作のために生きた人間がゾンビのように働かされるディストピア空間まで誕生していた。
秋葉原とゲーム界を飲み込んでしまった強大な悪に対抗するため、コノハは新しくゲームを作った。その結果、強大な悪は消え去り、秋葉原はもといた世界の姿ー要するに、今のアキハバラの姿ーに戻った。しかし、ゲーム界の有様は今とはだいぶ違ってしまっていたようである。
このエンドをハッピーエンドとしてとらえるべきなのだろうか?コノハは自分が好きなようにゲームを作れるような環境にいられるようになったが、ゲーム界の勢力図を大きく変えてしまった張本人でもある。特異点として、今後も生き続けていくのだろうか・・・