天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
偽 SFスーパー英雄(?)列伝100
ギャラクター本部にて
ベルク・カッツェ
「総裁、何事でしょうか」
総裁X
「ベルク・カッツェよ 一体いつになったら科学忍者隊ガッチャマンの感想を書く事ができるのか!」
カッツェ
「はっ、直ちにとりかかります。」
という事で(ウソ)科学忍者隊ガッチャマンの感想です。
まあ、今見るとデザインとかいろいろ古臭い点もありますが、当時はその斬新な映像や設定、激しいアクション、子供向けとは思えないようなシナリオ、そして最終回に至るまでの展開にワクワクして観ました。
レッド・インパルスの隊長(健の父)や隊員の正木、鬼石の最後(これで隊長に会える 涙)などレッド・インパルス絡みの話はどれも良かったです。
作中では3人しか出てきませんでしたが、
「親友や部下を何人も失った」
というセリフがある事から、ギャラクターとの闘いで亡くなったと思われます。
こういうちょっとしたセリフがあると、作品に奥行きが生まれますね。
(チャ~ンチャチャッチャランララン♪ガッチャマン)
そして、コンドルのジョー(立つんだ、ジョ~っ 違)
「俺はもう我慢できねえぜ。バードミサイルを発射させてくれ!健」
「こうなったらもうバードミサイルだ!」
という、何かあるとすぐ健とケンカしたりバードミサイルをぶっ放そうとするイタイ・・・じゃなくケンカっぱやい熱い漢(ささきいさおが熱演)が最後、敵に正体がバレ、ケガ(第20話)が原因で余命が長くても10日の体で、健達科学忍者隊のメンバーと最後の別れを告げるシーンは、2年間ガッチャマンを観た身では涙なしには語れません。
健
「ジョー、許してくれ。死ぬときは共にと誓ってきた俺達が、今、お前を見捨てて行かねばならない。」
そのジョーが最後に放った羽根手裏剣が、地球を救う結果も良かったです。
敵であるギャラクターですが、あくまで世界征服が目的だと思って観てたんですけど、実は総裁Xは最初から地球消滅を狙っていたという展開にはビックリしました。
それを最後の最後に知らされたベルク・カッツェの哀れさ、途中ギャグ要員として、隊員や総裁との掛け合い漫才をやったり、健にボコボコにされるなど場を盛り上げたキャラが最後に
「滅びろぉー、みんな滅びろぉー!」
と叫びながら、自らマグマの中に身を投じていく描写は、ジョーの最後と合わせて感慨深かったです。
故郷であるアンドロメダ星雲のセレクトロ星が消滅した事を知り、鉛筆型宇宙船で地球を去った総裁Xなど、余韻を残したラストも含め、アニメ史上の残る傑作のひとつと言っても過言ではないでしょう。
・・・これで、続編が作られなければホントに傑作だったのに(チッ)
まあ、感想はこんなもんでしょう(♪)
謎の声
「そこまでだ、天地人!」
天地人
「だ、誰だっ」
健
「ある時は5つ、ある時は1つ、実態を見せずに忍び寄る白い影、科学忍者隊ガッチャマン!」
誰だ、誰だ、誰だ~♪空のかなたに踊る影
白~いつ~ばさのガッチャマン♪