しゅりー さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
笑わせてもらいましたが許しません
男子高校生の日常なんてタイトルですが、
彼らは本当に今時の男子高校生なのでしょうか?
そんな疑問がわくようなネタが満載のサンライズ制作アニメ。
監督は高松信司さんで全12話。
私の偏見ではありますが、男子高校生ってテレビやスポーツ、
ネットの話などある程度話の方向性が定まった話題で盛り上がって、
取り留めのない話にはシラける人が多い傾向があるように思えるのです。
そういう風に考えると彼らのやっていることは私の頭の中の
男子高校生像と真逆でかなり新鮮に思えました。
そんな男子高校生像なぞ10年も前に個人が思ったものなので、
実際はこのアニメみたいな感じかもしれませんが。
本作はショートコント的な話を1話に数編織り込む形の
よくある話運びをしているギャグアニメになります。
個人的には取り留めのない話をグダグダ話していたり、
やっている時は楽しいですが、何か特別なことを始めると途端に
こちらがシラけてしまうというさっき書いたこととまた逆な印象を持ちました。
ただ、本編でシラける時は提供画面に突っ込んであるネタのほうで
笑えたりするので、何気に油断のならないアニメかもしれません。
キャラクターでは杉田智和さんが演じるヒデノリと日笠陽子さんの演じる
文学少女の2人が割と好きで、一緒に出てくる時は楽しかったです。
本来の主人公、タダクニは何だかネタにされる機会すら少なくて
ある意味アッカリ~ンより不憫に感じます。
音楽は何気に銀魂と同じAudio Highsとのことです。
監督のコダワリでしょうか?
全話視聴してみて一話まるごと全く笑えないという話はなかったので、
他の冬アニメの視聴中に休憩のような形で観れました。
暇つぶしで観るのに打ってつけのアニメではないでしょうか。
ただ、相変わらず最後にネタに走って申し訳ないですが、
11話のあるエピソードには全力で物申したいです。
以下、ちょっと数行伏せて書きますね。
{netabare}プラモは…プラモは物としての価値だけじゃないんだ。
プラモを作り終えた達成感は掛け替えのないものなんだ。
それを、それをああも簡単に壊されていくのは、
それは、それはヒドいことなんだよ!
何が楽しくてガンプラで缶けりなんてやるんだよ!
ガンプラを粗末にするようなヤツはクズだ!
生きていちゃいけないヤツなんだ!!
いや、ホントにプラモ同級生に壊されるとトラウマになるからやめたげて。
あとパチモンだからって捨てないで、物は大切にしましょうね…。
失礼しました。{/netabare}