ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
甲子園を目指す二度目の夏。明青学園野球部、再始動!
MIXの2期です。
「タッチ」の主人公・上杉達也らが所属していた明青(めいせい)学園野球部。
甲子園優勝から約30年後の明青学園野球部の物語です。
しかしタッチと物語上のつながりはなく、
「タッチ」を読んだり見たりしたことのない私でも楽しめています。
「タッチ」に登場したキャラたちが大人になって登場しているので、
「タッチ」を読んでいた人にとっても楽しめる要素があります。
2期は全24話です。
● ストーリー
立花投馬(たちばな とうま)と走一郎(そういちろう)は、
父と母の再婚によって兄弟となったバッテリー。
ピッチャーの投馬とキャッチャーの走一郎。
1年生の夏の甲子園への道のりも終わり、
3年生は引退。
来年の甲子園に向けて、
明青野球部、再始動!
1期は投馬たち1年生の甲子園に向けたお話が中心、
2期は投馬たちが2年生になって甲子園を目指すお話が中心。
野球というより会話も多く、
キャラの心情が丁寧に描かれる作品なので、
がっつり野球のシーンが観たいなという人には
少々じれったく感じるかも。
ゆるい会話もテンポよくにこやかに楽しませてくれるので、
私は気になりませんでした^^
また、キャラ達の人間性を感じられるパートも多いので、
野球の技術うんぬんより、
人物がどのように成長したり変わったりしていくのか、
そっちの方が気になる作品でした。
全体的にどっかんと盛り上がるような描き方はされていませんが、
淡々としているようで、ちゃんと物語には起伏があり、
気が付けば24話完走しているという、
飽きずに楽しめる魅力はちゃんとありました。
2期も淡々としているようで、
なかなか衝撃的な展開({netabare} 投馬のお父さんが死んでしまう {/netabare})もあり、
一見この作品では不幸な出来事は起こらない、
平和な世界のような安らぎを感じつつも、
実はそうではない裏切りもあったり、
よくよく振り返ってみると、
いろいろあったなーと思える物語でした。
● キャラクター
投馬、走一郎、そして妹の音美(おとみ)。
音美は走一郎と血が繋がっていて、
投馬とは血の繋がりがない。
だけど投馬の一番のファンは音美で、
投馬は音美のために頑張ろうとする。
はっきりと恋愛色は押し出していませんが、
二人がくっつく未来を楽しみにしている視聴者がここにいます。笑
一方、走一郎は監督の娘の春夏(はるか)に想いを寄せていますが、
こちらは相変わらず進展見えないですねー。
声優陣も、
投馬を梶裕貴さん、走一郎を内田雄馬さん、
音美を内田真礼さん、春夏を花澤香菜さん
と、メインキャラだけでもこの安定感。
● 音楽
【 OP 】
前半OP「Starting Over」/ sumika
後半OP「アマリリス」/ BLUE ENCOUNT
新たなスタートによく合う前半OPと、
青春によく合う爽やかな後半OP。
タイプは似ているようで、
曲調は違っている。
アーティストによる色の違いが出ていていい感じです。
【 ED 】
前半ED「ハルノオト」/ miwa
後半ED「今この瞬間を」/ Little Glee Monster
EDはしっとりとした曲が多い。
青春ストーリーにはこういう感動系の曲もよく似合いますね。
● まとめ
こうして好きなことに全力で打ち込めるって青春の特権だよな。
大人になってからも好きなことはできるけれど、
学生のときの取り組み方とはどうしてもやっぱり違うもの。
青春をしっかり謳歌している彼らの物語。
目標を達成するその日を願い、見届けたいと思います。
3期待ってますー。