dossun さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
三味線にかける青春物語
三味線奏者の孫である澤村雪が自分の音を求め、青春を過ごす物語です。
{netabare}
いきなりの上京や高校への入学、青春感じる合宿、そして、三味線大会ととことん青春してるな~という展開ですが、主人公は結構自分との対話を大事しており、周りとキャーキャーするタイプではないので、高校生の職人みたいなイメージが強かったですね。
しかし、おばあちゃんのために雪の曲を聞かせてあげようと頑張る朱莉ちゃんはヒロインらしい感じのふわっとした役柄が癒し要素でしたね。
また、何かと雪とぶつかる海人役が岡本信彦さんというのもいいハマり役であり、合宿、大会のところでもちょくちょくぶつかってる感じがいい脇役感が出ていました。
ただし、最後の個人戦の部門で雪の弾き方が評価されず、表彰式でまさか梅子からトロフィーを落とされるという展開は予想もしなかったです。
自分の音を出しきった雪に、松五郎の音を求めた梅子、お互いの価値観がぶつかるという展開もいい溝を出してますし、神木清流のいう戦い方を知らなかったという評価に雪がふさぎ込む展開はなかなかもやっとさせます。二期がないと救われない展開になっていると思うので、ぜひ続きは見てみたいですね。 {/netabare}