ぴかちゅう さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
小佐内さん可愛い狼ですが、推理を成り立たせるために不自然な展開になっているような
小佐内さん、京アニ的な、ビジュアル可愛い路線とは違いますが、表情豊かに描かれていて可愛いですね。が、推理ものとしては、推理が破綻していない場合でも、いろいろな部分で、つっこみどころが多い作品だと思いました。
1話:そもそも論として、好きな女の子のカバンに手紙入れるために盗むのが許されるのは、小学校低学年くらいまでではないか、と思います。高校生でそれはもう完全に犯罪ですね。また、せっかく購入したいちごタルトを自転車に放置したのも解せません。ついでにいうと、この後のお話しからは、ここ(岐阜市)は犯罪グループが蔓延っている、治安の悪い地域のようですので、なおさらですね笑
2話:めっちゃココア作ってる笑、と思ったら思考実験ということですね。しかし、牛乳パックの確認なんて、最初にやるべきことの一つではないでしょうか?
5話:こちらも、個数の確認は家庭科で簡単にできたはずですし、最初にやるべきことの一つではないでしょうか?
6話:推理は成り立っているかもしれませんが、上記と同様、ストーリーの流れが不自然だと感じてしまいました。普通、売切れなどで予定分を購入できなかったとき、家に入って最初か比較的初期の段階で、それを告げるのではないでしょうか。個数を小佐内家に着いたときに最初に明らかにしていたら、そもそもこの話は成り立ちません。そこに弱さを感じました。
9話・10話:なぜ誘拐犯の高校生グループが顔出ししているのだろう、といった疑問は小佐内さんの説明で氷解しましたが、川俣さなえが、自らの行動は小佐内さんの指示ではなく、自分で考えて行ったと信じさせた、という部分は、どういうことか良くわかりませんでした。小佐内さんは催眠術を使えるということでしょうか。まぁなんか使えそうな狼さんですが。
また、ときどき小鳩くんと小佐内さんの会話が空間移動していますが、最初は意味がわからなかったですし、正直不要な演出だと思いました。
最終話ですが、本作は原作がありますし(未読)、アニメ2期も制作が決定したようです。しかし、アニメとして見た場合には、この10話で完結というのも、すっきりしていて、ありかな、と感じました。
若干辛めのコメントでしたが、可愛いけど狼の小佐内さんだけでも見る価値があるので笑、継続視聴の予定です。