くまごろう さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ゆるキャンとして見なければ印象が薄い女の子アニメ、ゆるキャンとして見ると、、、
視聴完了
全12話
ジャンル
キャンプ+観光アニメ
タイトル由来
そのまま
設定
1期
ソロキャンガールしまりんがナデシコとの出会いにより、少しずつ変わっていき、最後はメインメンバーとなる5人でクリキャンをやって終了。
2期
ナデシコとえなが1期ラスで臨時バイトを開始し、2期ではそれぞれ常時バイトを見つけ、5人全員バイトを始める。金銭的に余裕はできキャンプギアは充実していく一方でなかなか全員揃わなくなってくる。
ラストはそんな中で伊豆キャンにいき、寂寥感と今後への期待を胸に抱き終了。
ストーリー展開
冒頭2話はキャンプへの導入→2期浜松で出てきた綾乃との約束の大井川→謎の山梨北部の妄想キャンプ→それぞれの花見キャンプ→全員での花見キャンプ
感想
総評60点(3期としてみると20点)
良かった点
?ないかな。
悪かった点
絵、ストーリー構成
レビュー
まずゆるキャン3期としてみないで、単品の作品として評価。
まず絵。凄まじく綺麗で写実的な背景に対して、人物絵はそれぞれは可愛いのだが複数人出てくるとみんな同じような顔をしており、印象に残らない感じ。そのためバランスが悪い。
またストーリー構成がとても悪い。
まず、原作の構成上2月の上旬くらい(河津桜祭りが2月からなので)2年生が始まるまでとかなり期間が短く、それぞれの道を歩き出した話になるのでしょうがない部分もあるのだが、バラバラとキャラが出てくる話が多く全く印象に残らず、その他は観光シーンみたいなのが多い。私は旅行が趣味なので観光シーンとか見ても自分で行ってみたい!となるだけで、面白みは感じないのでアニメとしては何も残らなかった。なお、よくわからない妄想ギャグキャンプは別に要らなかった。ダイジェストで十分。
つまらないってことはないのだが、面白みが薄い女の子アニメだった。次はかなり展開がありそうなので、4期は見ると思うけど。
以下ゆるキャン3期としてのレビュー。
正直酷評になります。
制作会社が変わっているので当たり前と言えば当たり前なのだが、コレジャナイ感が凄い。
まず、ゆるキャンのアニメ1、2期は大好きで何十周見たか分からない。映画はアニメに比べるとちょっと微妙だけど、それでも2期からの世界観が良くかなり好き。ちなみに漫画は普通に面白い、という感想だったので、完全にアニメが原作を超えている作品ではないかと思っている。
そんな中でのアニメゆるキャンの1番の魅力は決めシーンだと思っているが、3期にはそれがない。
物語の構成と音楽で盛り上げてからの絵だったり会話で最高潮に到達!みたいなシーンがない。
次に残念なのは会話。前期までは掛け合いが多く、ツッコミも多く楽しめたりほっこりするシーンが多いのだがそれもない。その代わりにボケシーンが多いのだが、これがゆるキャンのテンポにあっておらずいまいち楽しめない。
楽しかったのは2話のちくわパンチくらい。
その次はストーリー展開。
単独感想にも書いたが、ストーリーの流れ的に幕間となる3期なのでしょうがない部分もあるのだが、観光案内感が強すぎる。前期まではそこをアニメとしての絵でうまく流していた感じがあったのだが、3期はしっかり説明することでもっさりしてしまっている。また、3期は回想シーンがかなり多くこれも個人的にはマイナス。前期までは旅やキャンプなどが終わってしまう時の寂寥感は感じながらもキャラたちは後ろは向かず前を向いて歩いて行く、というのが良く、過去シーンは回想で過去のキャラとして描くのが良かったのだが、3期は現在のキャラが過去を思い出すシーンがありちょっと残念。
絵は、もちろん最初は違和感があり、徐々に慣れるのだが、後半また違和感が。これは作画崩壊系なのかな?何がと言われると困るのだが。
他にも作中音楽にインパクトがなく前期ほど浸れない、オープニングは、歌い手さんには申し訳ないのだが、ちょっと違う感じ(多分声)でゆるキャンっぽさがないと細かな違和感。
その上、当たり前だが3期は2期の続きなわけだが、映画が3期の続きになれず引き続き2期のつづきになってしまっているため、3期いらないのでは?となってしまった。
正直この続きをこの会社が作るなら見ないかもしれない。
主人公を新一年生にしてゆるキャン2にするなら見るかも。