蒼い✨️ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
学級崩壊ガンダム?
【概要】
アニメーション制作:サンライズ
2022年10月2日 - 2023年1月8日に放映された全12話のTVアニメ。
監督は、小林寛。
【感想】
令和の世界情勢と価値観をアニメの世界に落とし込んで、
新しいガンダムを作ろうとした感じ。
学園物
学園カースト
人種差別
決闘
クローン
貧富の差
テロ
ガンドの呪い
家族愛
戦争シェアリング
会社設立
株主総会
同性愛
非常に要素が多くて、それら全部を消化できるのか?という不安。
少女革命ウテナ?な話から会社起業→テロとの戦いと、
思いも寄らない刺激的な展開の連鎖で、
ライブ感重視の内容で注目を浴びて、若者の共感を得ようとした作品。
話題作ということで見てみたものの、
キャラが無駄に多いものの覚えにくくて、その大半がモブ顔で内面も印象に残らない。
名ありモブどもも全くの背景でもなく、話に関わってくるが、
とりわけキャラが立ってないモブたちの感情や物語が心に残るわけでもなく、
かといって個性をつければ奇抜なヘアスタイルで古風なヤンキーキャラのチュチュ。
ダブル主人公のスレッタやミオリネが通う、
トップエリート校のはずのアスティカシア高等専門学園もやたらガラが悪く、
カースト上位のスペーシアンは性格が悪く、
カースト下位のアーシアンの地球寮の面子も底辺描写。
経済格差があるとはいえ、こいつら地球では上流階層なのにね。
まるでヤンキー漫画みたいなキャラ付けと対立描写に、
そこいらの地球の現代の学園アニメよりよほどの民度の低さに失笑を禁じ得ない。
シリーズ構成の大河内一楼氏はコードギアスでは、上流階級を書いてたはずなのに?
様式美や伝統的で保守的な価値観の否定の上にある、
ジェンダーレスや多様性に疑問を持たないと人間は利己的になり品性を欠くようになる。
現実世界の欧米をモデルとした社会実験の結果のようなものを、
否定的にアニメの世界に取り入れていると解釈すれば、納得ですが…。
お話としては、毒ママに洗脳されたかのように育てられた、歪んだ“いい子”である、
主人公スレッタの親子の物語を軸に、色んな要素を混ぜ込んだ群像劇なのですが、
自分の目から見たら学園が、やたらク◯◯キな生徒の声が大きくて、
躾がなっていなくてキーキー耳障りな動物園にしか見えなかったです。
これが人間らしい姿として描写されているのなら、私はまっぴらごめんですね。
最後にミオリネを襲ったテロリストをガンダムで蚊のようにプチッと潰した後で、
返り血の上に降りて、満面の笑みで血まみれの手をミオリネに差し出すスレッタの異常性を、
後で見た2期でもこの話を引き摺ることもなく、一瞬一瞬のその場しのぎのウケ狙いで、
話を作ってない?よく言われていることですが、私はそれに同意しますね。
浅い解釈で批判しかしてないですが、有り体に言いますとね、
本当につまらないアニメでしたので…この程度の感想しか出てきませんでした。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。