タック二階堂 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
暗雲…
詳細は公式サイトでも。
芳文社『週刊漫画TIMES』にて連載されていた、村田椰融さん原作コミックのアニメ化作品です。制作はスタジオ サインポスト。ぴえろ傘下の制作会社ですね。
2022年に実写ドラマとして放送された作品。主演は堤真一さん、石田ゆり子さん。で、小学生役には毎田暖乃さんという、最近では朝ドラ「虎に翼」の虎ちゃんの娘役としても活躍していましたね。
で、アニメ化されると聞いて、ネトフリで実写ドラマの1話を観ました。
もうね、ずっと号泣しっぱなし。いや、これはヤバイです。んーっと、誰にでも刺さるかと言われると微妙ですが、少なくとも結婚経験のあるおじさんなら、これは間違いなくハマると言えるでしょう。
というわけで、まずは本放送を待ちます。もう号泣する準備はできました。
=====第1話視聴後、追記です。
{netabare}
というわけで、実写ドラマ版を一気見して臨んだ初回。
え?
いや、う~ん…
まずもって、実写版と違い、初回でいっさい泣けませんでした。
原作準拠なのかもしれませんが、小学生が妻だってわかるの早すぎ、雑すぎ問題。いきなり知らない小学生がプリプリ怒って家に来て(ここに関してもひとこと言いたいことはあるんですが…)、家にあげたら「プロポーズはどこそこで、最後の旅行は能登半島の水族館がどうのこうの。ね? わかったでしょ? 私はあなたの妻なの!」って言われて、誰が「はい、そうですか」って納得するんですか。
これが実写版では1話ラストに持ってきていました。娘には毎年プレゼントしていたケーキを、夫には結婚前に食べさせたハバネロミートボール入りの弁当を「これが最後です」って渡す。で、そこで夫と娘は気づくんです。「もしかして?」と。
で、下校時刻の小学校に走っていく。で、万理華に会ったところで、その答え合わせとしてプロポーズの場所やら旅行先やらを言い合うんです。これが泣けたんです。
そもそもが荒唐無稽な設定な以上、ちょっとでも「それはない」って思わせたら一気に冷めるんですよ。それに、家を訪れた万理華が、なぜプリプリ怒りながら? 実写版の小学生の俳優・毎田暖乃さんはニコニコして登場。それが正解じゃないでしょうか?
万理華(貴恵)役の悠木碧さんは演技が達者で、小学生と大人の女性の演じ分けなどもお手のもの。ですが、なんていうんだろう。実写のリアル小学生の毎田暖乃さんが、しっかり大人の女性を演じたという衝撃があったので、そこにバイアスがかかると…
もっと言えば、夫の描写もねえ…
あんな感情爆発みたいな描き方をされると、あーアニメ的な表現だなぁって思っちゃう。
ま、とは言え、原作のパワーがある作品だと思うので、最後までは観ますよ。ただ、少し暗雲立ち込めた初回でした。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
うん、まあ、少しほろっと来ました。持ち直したという感じはします。
ただまあ、実写ドラマの小学生役の毎田暖乃さんが神がかった演技だったので、どうしてもその衝撃を越えてくるところまではいかないですね。
ま、実写ドラマが良すぎたから、どうしてもそことの比較で評価が辛くなってしまうのは仕方ないところ。いつもは逆なのにね。今やってる「その着せ替え人形は恋をする」みたいに、実写がどうしようもないケースがほとんどなんですけどね。
{/netabare}