xwTza00790 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:今観てる
推理物
4話で止まってます。続きを見るかもしれないし見ないかもしれないです。
以下理由です。
作画はいいですし音楽もいいです。全体的に作りこまれてるし、いうことないように見えるんですけど、キャラクターが主人公もヒロインも苦手ですね。内容を見ると自画自賛の作品にも見えます。小市民を志しているはずなのに小市民の主語がとにかくでかい。
謎の完成度が低いように感じます。
・ココア
一般的には牛乳パックごとレンジに掛けません。
一般人はよく理解していないであろう結果的に悪くなるかもしれない行動をしないからです。友人の性格がズボラすぎて百歩譲り、レンジに掛けるとしても、推理側は一般的にしないことを導き出せるかというと、出せないという考えになります。主人公はパックに触りもしないのにその答えを導き出す。無理ですね。ズボラの前に相手は一人の人間なのだから。
作品で主人公の推理力に関しての凄みを出したかったように見えました。やはり少量の冷えた牛乳をコップに移し温めて、ココアを混ぜて足し、もう一度注いで温めるというのが推測として定番の考え方でしょう。作り方の説明があったので2度温めるという順序が美味しい作り方になるのかは知らないけれど、手間がかかりすぎるという一言で無理やり牛乳パックを温めるという方向に持っていくには条件が弱すぎる。見ていて腑に落ちない。なるほどと微塵も思わない。温める温度は一緒なのだから、増える手間は出し入れ混ぜるのワンセット作業が1回増えるだけ。
・カンニング
どうやって鍵の周囲に氷を付着させのかよく分からない。どうやってその氷を花瓶に入れたのかも分からない。どうやってひっそり仕掛けを設置したこととか、どうやってピンポイントで音を鳴らすことに成功したのかとか、仕掛けのハードルが高すぎて、コスパが悪すぎて、そんなミスってしまう可能性の方が高いだろうと思われる仕掛けをするくらいなら、その時間をテストの勉強に使ったほうが有意義かと。
・8%
開いた口が塞がらない。
そもそも、確率で求めるなら3つの項目の数字データは信憑性が高い数字でなければならない。ただのお気持ち表明の数字を%に見立てて、確率を導き出す行為は愚行で説得力がない。項目が増えれば増えるほど確率の数字が下がるのは当たり前で必然だ。
2番目の項目である年齢。これは年齢が16歳に達するかどうかという数字である。数字としてはお気持ちではなく一番まとま数字になる。まともな数字であるにも関わらず計算が雑。6月1日と6月30日では29日間の開きがある。その違いだけで7.8%の開きがある。作中では2ヵ月61日で計算している感じなので、それだと8%の開きがある。もっと言えば、免許センターへ通い始めた時期が正確な数字になるが、盗まれた時期はいつだか分からない。
しかし盗まれたことが本当なら年齢に達していないことが100%になる。
お気づきだと思うが、この項目は繰り返しになるが、年齢が16に達しているかどうかという項目なだけであって、信頼と疑いの項目ではないのだ。しかも作中の答えは平均ではなく確率で導き出す。
本当なら平均で出さなければいけない。その理由は、項目ごとに重複している要素があるから。平均にも穴はあるから、一概にすべてが平均の方が正しいというわけではないが、このとんでもない数字には驚愕した。
推測に関してココアで違和感を覚え、カンニングは無駄だと感じ、数字は見ていて酷いなと思いました。
このまま見ていけば、なるほどと思えるような納得できる推理を見れるのだろうか。