Bハウス さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
夢をあきらめなかった男の物語
なろうからホビージャパンのHJノベルスで
刊行している小説がベースの本作
前作「CUE」は不完全燃焼だった片貝監督だが
今作は「Reステージ」レベルの面白さ
というかわかりやすいくらいの暑苦しさが
後半の展開で個人的には大好きw
ヤマト伝説の勇者に憧れて冒険者を目指したリック
だが固有スキルを発動できずギルドの事務をしていた
そこに現れたダークエルフのリーネット
偶然リックが発動したスキルを見て
所属しているギルド「オリファルコンフィスト」に勧誘する
実はそのギルドはヤマト伝説の著者であり
勇者パーティの一人ラインハルトが立ち上げたギルドであり
おとぎ話は実在したのだ
リックはギルドの一人オークのブロストンが考案した
修行プログラムという地獄を潜り抜け
Eランク冒険者試験を受けることになる
ちなみにアニメはここ全カットですw
いきなりさえないおっさんが試験をしたら
めっちゃ強くてみんな唖然とする
ただ一人リーネットを除いて
これだけ書くと低評価になるけれど
この作品のテーマは「夢をあきらめない」という部分
最終回に出てくるブロストンのモノローグ含めて
夢をあきらめないでやり続けるという意思を
これでもかと主張してくれるので見ていて訴えられる
主題歌に闘病中と聞いたアキラクシダ御大を起用したのも
十分理解できる物語だった
特に中盤以降に進む闘技大会編は
複数視点の夢が描かれていて
努力した時間は無駄じゃないというのを
きちんと見せてくれるのは評価が高くなった要員
夢をあきらめず追い続ける
その姿はいくつになっても美しい