「SHY 第2期(TVアニメ動画)」

総合得点
64.5
感想・評価
64
棚に入れた
159
ランキング
3793
★★★★☆ 3.2 (64)
物語
3.1
作画
3.3
声優
3.3
音楽
3.2
キャラ
3.4

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

命を愛して命に愛された少女

ヒーロー作品の続編ですね。
1期が個人的に良かった作品の2期(後半クール)ですね。
始まり方はヒーロー達の日常ならスタートしますね。

それぞれのヒーローがそれぞれの国で人や猿のピンチを全員が別々の場所で転進(変身)するのは良い見せ場じゃないかな?
原作は知りませんがアニオリなのか、原作通りなのか、或いは原作をアニメ用に変更したのかは解りませんが、良い見せ方じゃないかな?と思います。
後、新ヒーローの登場や忍者も当時しますねw
忍者は時丸や噯ですね。

この世界はヒーロー以外にも忍者も出るんですねwww
噯は刀と対話が出来るのですが、刀が情報通過ぎるwww

ただ、シャイやイコにとってもいい友達が出来ましたね。
そして、今回の敵も明かされます。
「もぅ1人の噯(ウツロ)」ですね。
今回もまた新たな戦いが始まります。


七不思議の「血塗られた本」の話は面白いですね。
シャイも怪談が好きらしいのですが、私も怪談は好きなので気持ちがわかりますね。
この話は怖いって感じはなく切ないって感じかな?って思いましたが、花輪先輩居たww

この先輩、なんで途中で消えたのかは知らないのですが、怖がらせようとしたのかな?
だとしたら、私にも同じ感覚があり小さい頃に曲がり道を曲がってダッシュしたり隠れたり、友達に「あれ?居ない?」って思わせたくてよくして居ましたねww
よくアニメにある「あれ?消えた?」を演出したくてww

最後はめちゃくちゃ目をつけられて隠れようとしたらバレたり、隠れたら真剣に探されたりしていましたね…………

そんな訳で、私の感覚に似た花輪先輩は共感したキャラですww
花輪先輩は常連キャラにならないのかな?

ピザを注文する時のシャイの想像の店員さん性格悪くない?
多少聞こえなくてもあんな風にはならない気がしますww

今回のエピソードは新キャラのクノイチのアイがキーキャラですね。
今回のミッションはシャイが突入班のリーダーを務める事になります。

シャイは自信ないみたいだけど、電車の話や自分達が万が一に負けた後の指示もしっかり出来る当たり、無意識かもしれないけどリーダーの素質あるのではないでしょうか?

今回はなんの違和感もなくアイがヒーロー側に参戦しますが、一応、忍者も一般人なのにユニロードも滅茶苦茶巻き込む気満々なあたりはヒーローじゃなくても戦えたら誰でもいいのかなwww

突入部隊だからチーム戦の総力戦かと思ったのでしたが、「ここは任せて先に行け」スタイルの戦闘ですね。

今回の敵のロキは面白いキャラですねww
ヒーロー側から弄られているあたりいい立ち位置ですが、彼には言ってはいけないワードがありますwww
その辺から本格的にバトルが始まっていきます。

ミェンロンVSロキ
何か、お互いにお互いが最初はスレ違いコントしてるあたりも面白いですww
可愛さを求める男VS男らしいくなりたい男の戦いですね。
ロキの左目の秘密ってなんなんだろ?


ペペシャVSクフフ
割と平和的な戦いで殆どが対話で終わります。
ただ、クフフとペペシャって子供代表と大人代表って感じがするんですよね。
少しいじけて元気のないクフフと寄り添うペペシャがそんなふうに私には移りました。


ペリッツVSイノリ

操られていたとは言え…これは屈辱過ぎるww
コレは私も多分ブチ切れるww
怒りVSラブですねww
ペリッツはナースのヒーローだけど、彼女も戦えるんだと思わされたエピソードであり貴重な戦闘シーンが見られます。


シャイ&アイVSウツロ

因縁バトルですね。
「どうせ人は死ぬ」と言うウツロと戦う事を躊躇うアイ……
で、ウツロは圧勝なんですが……
これ、何とか2人だから耐えてるけどアイだけだと瞬殺の可能性あるくらいに圧倒的ですね。
最後はウツロに取り込まれてしまう。


スターダストVSスティグマ&クァバラ

アマネリルクのトップVSヒーロー側のエースで気になる戦いでしたね。
スターダストも不意打ちで苦戦するもやっぱりの彼は強いですね。


アイとマイ(ウツロ)の過去
アイは忍びとして毎日頑張って居て、ウツロは動物や虫の心を知りたいって考えていて生き物を大切にしていたみたいです。

ウツロが優しく感じたのは、怪我をした鳥を看病しながら「痛いなぁ」って涙を流しているシーンですね。
この子は、生き物に寄り添える女の子で他人の痛みや苦しみを想像しちゃうくらいに優しいんだと感じました。

アイは鳥を「名も知らない汚い鳥」って思ってたのがちょっと酷いよwww
聞いた時に笑ってしまったww

でも、それは多分アイはマイの優しさに嫉妬していたのかな?って、マイはアイよりも忍びの才能がありアイはマイの忍びの才能を羨ましく思っていて、才能を始め、マイの持つその優しさなど、マイが自分に無いものを沢山持っている様に見えたのかな?って思いました。

ただ、マイは逆に「忍びは必要ないから滅ぶべき」と考えています。
そして、過去にマイがアイの胸を刀で刺すのですが、それには、優しい女の子が変わってしまうくらいの理由がありました。

それは極秘任務で悪人を殺すと言う任務です。
100人の命を守る為に1人の悪人を殺す事は罪だろうか、それに優しいマイは耐えられなかった。
命を大切にしてきた彼女だから悩んだんだと思います。

多くの人はそれを罪だとは思わない気がします。
そうしなきゃ100人の人が死ぬのだから……
誰かの命を奪う事はそもそも絶対に許せない事です。
それを平気な顔して破る様な悪人は処分されても仕方ないと思います。

けど、マイの様に命を大切にしている子にしたら善人も悪人も同じ命だから悩むんだと思いました。
私が上記で記したのは第三者の目線からの考えですが、マイは悪人を処分する当事者です。

マイ目線で考えた時にマイは苦しかったのだと思います。
100人の命を救う為に悪人を殺し続ける。
彼女は忍者であり任務は全て極秘であり、100人の命を救っても悪人を殺しても賞賛される事はありません。
極秘任務だと、それを友達や家族にも相談出来ません。

そんな状態で指示されて「悪人だから処分しろ」との一言の命令で任務へ行かないと行けない彼女の気持ちは、きっとグチャグチャだったのだと思います。
もしかしたら、彼女は処分対象の名前もどんな悪事を働いたらのか知らされずに任務をこなしていたのかも?知れません。

そんな事を繰り返した上で「自分は正しい事をしている」と思える人間はどれくらいいるのでしょうか?

だから、彼女が作り出して深く考えない様に、心を壊さない様に出来た唯一の手段が、冷酷の仮面(うつろ)を作る事、マイが作り出した冷酷の人格でありアマネリルクのウツロ
その内の1件の任務……

実はマイは動物の熊の子供と友達でした。
命と心を通わせられる彼女だからこそ出来た友達。

そんな時に、人里を襲ったマイの友達の熊を殺さなきゃいけなくてウツロの人格で友達の熊の親子を処分してしまい、マイは自分が友達を処分した事に気づいてしまいます。
自分が唯一の友達を殺した事に……

この話を見て、私なら友達の熊さんを、別の場所に移動したり、命令を嫌だって跳ね除けると思うんです。
勿論、そんなので済まされないかもしれないけど、多分殺す事は避けたいかな…………
確かに熊さんは悪い事をしたけど……
友達だったら…私がマイから庇っちゃう気がする。


でも、マイは悪人を殺して来た自分にそんな選択肢はないと思ったのかもしれません。
それでも、マイは目が覚めるまで自分が友達の熊を殺した事に気づかなくてショックを受けていたけど、それだけ追い詰められて居たんですよね……
マイは……周りが見えないくらいに、自分が、何をしているか気づけないくらいに……


で、シャイはマイの心と対話します。
マイの心は「アイの自我が消える前にここから連れ出して」とシャイに頼みます。

彼女の望は普通の事でした。

「純粋な子供のままで笑って生きたかった」

これがアマネリルクに入った理由でありマイが生きれなかった子供時代。
これって普通の事だと思うんです。
けど、そんな普通を望んでも手に入れられないにマイの忍者として育てられた子供時代は苦しいものだったのではないかな?と私は思いました。

それと、同時にアイや熊と過ごした時間が彼女が唯一、子供のまま笑えた時間だったのかも?しれません。


マイは言います。
「血で汚れた自分を誰かに殺して欲しかった」

彼女は苦しかったんですね。
だから、死にたかった……彼女は悪人を殺害してきました。
自分が悪人になればアイがマイを殺しに来ると思ったのでしょうね。


「私が壊してしまう前に、アイ姉を世界の心を未来をお救いください」

コレが彼女の本心なんだと思いました。
彼女の優しさは消えては居なかった。
彼女は今でも全ての命を愛してるのだと思いますし彼女の優しさは強さでもあるのだと思いました。

マイの心と過去を知り託されたシャイが戦場に戻ります。


シャイVSうつろ
ムクロから得た力でシャイは立ち上がります。
この戦いでシャイは上手く戦えるようになった気がしましたね。
それをまた上回るうつろも流石と言いますか強いですね。


トキマルからアイの話を聞かされるんだけど、アイがマイをどれだけ思っているのかが伝わるいいエピソードですね。

マイは羨ましかったんだろうね。
アイの周りには沢山の人がいる事が…
アイの言葉に強がり否定しても手はアイの手を取ろうとする辺りにマイの本心を感じましたね。
「もぅ一度だけ一緒に」ってやっと聞けた彼女の本心でしたね。

で、アマネリルクと敵対する事を決めて、彼女は自分の夢を壊す選択肢します。
「この世界を壊す」そんな間違えた夢を壊す事を。

アイ&マイの共闘は凄いですね。
イノリ、クフフ、ロキの合体技の熊さんを見事に撃破ですね。

ただ、マイは優しすぎるね…皆んなが傷ついたら「私と一緒にいると皆が傷つく」って思い悩んで……

けど、アイの言葉はマイをしっかり支えて居て、だからこそ彼女は全てを受け入れて自分を犠牲に沢山の人を守るために最後の忍法「月天心」を発動します。

それに対しで抗おうとするシャイはトキマルとマイと共に世界とマイを救う為に動きます。
確かにそうだよね。シャイが言うようにマイが犠牲になって世界を救うなんて悲しい結末ですよね……

誰かの犠牲で世界を救う…それは本当にハッピーエンドでしょうか?
その誰かが犠牲になった事を知っている人達は笑えるでしょうか?
その犠牲があった事を知らなかった人が知った時に心から喜べるのでしょうか?

だからこそ、シャイは動きだしたのでしょうね。
そんな悲しい結末を世界が救われたって、そんな犠牲の上で世界を救った事を美談にしないうに..…

月は一つじゃ輝けない…太陽があるから輝ける。
そんな四人のとても強くも暖かく輝く技だと思いました。

で、アマネリルクを取り逃がすも、マイを奪い返して、クフフを捉えることに成功。
ただ、アマネリルクは自分の夢を持っていて、それが壊れると身体も消滅しちゃうみたいで…………

つまりアマネリルクの人を救う事は出来ないのかな?
確かに悪いヤツらだけど、多分アマネリルクの共通点は何かに絶望した人達で、本当に意味では悪じゃない気がするけど、アマネリルクになる指輪を早い段階で取り除けば助かるけど、今居るメンバーは既に時間経過してるから、取り除けず、彼女達の世界を壊すと存在消滅するって事は、現時点でマイやマーシャみたいな人を救えないって事なのかな?
そう考えたら……その点は積んでない?


で、マイ心の力をシャイに託してくれます。
マイは過去に1度「光の人」に会って彼女の意思を継ぐ者がシャイでマイが力を託そうとした理由も語られましたね。
これから、マイの力がシャイを助ける事になるんですが、炎を大きくする力……風の力も楽しみですね。

で、トキマルがあの時の鳥の名も知らない汚い鳥!!だった事が発覚!

え?なんですか?感動が台無しですか?
でも、アイが言ってたし?
これ多分名前からトキだよねww

実は、ずっとトキマルが見守ってくれていたみたいです。
独りじゃない事を伝えたくて……

マイは命を愛していて、彼女の救った鳥の命がアイとマイを見守り支えて命を繋いで来た気がしたんですよね。
マイは命を愛し命に愛された女の子だったんですね。

アイは里に帰ったんだけど、多分今後シャイの力になるんだろうなぁ〜と感じました。
アイとマイが力になってくれそうな展開がありそうな気がします。

さて、最終回のレビューを最後ふざけてしまいました。
「鳥」の下り……
でも、本当に、この最終回は泣きそうなりました。

マイの優しさが沢山の命を紡いで、その命に愛されている終わり方で、悲しいんだけど優しい彼女らしい終わり方だなぁ〜って。
私自身、マイを凄く好きになれたし良いエピソードだと思いました。

彼女は光の人に憧れたけどさ、確かにマイは命を奪う事もしてきたけど、私はマイも沢山の命を救って愛してきたと思いましたね。


さて、1期より2期が面白かった気がしますが、コレは多分好みによるかな?
とりあえず、クフフを捉えたヒーロー側の動きやクフフならペペシャが担当だから、3期があるならペペシャが活躍しそう?
アマネリルクは恐らくクフフ奪還に来るのかな?

是非、続編に期待したいですね。

投稿 : 2024/09/26
閲覧 : 177
サンキュー:

9

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