Bハウス さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人情噺にした結果
異世界転生物であるが前世無双は全くなく
かといって魔道具師の圧倒的な能力も描かない
最終回でお互いの墓参りのシーン入れて
ダリアとヴォルフの関係性にフォーカスする
出来損ないの聖女の魔力は万能です見た感じw
いつものように過労死から
魔道具師の娘に転生したダリア
父カルロが王宮にも献上する優秀な魔道具師で
幼いころから見よう見まねで作っていた
ある時自らの死期を察したカルロから
ダリアは婚約するように言いつけられる
相手はカルロが取引していた商会の次男で
魔道具師として一緒に仕事しているトビヤス
ダリアはすでに父親が亡くなったトビヤスと
共に傾きかけた商会を立て直そうとする
しかし婚約を決めた後からトビヤスは
ダリアに地味に控えてくれと言いだし
最後には浮気をしていたのが発覚し
婚約破棄となった
商業ギルドで共有財産になっていたものの
分配会議が行われたが
そこでトビヤスはダリアが制作した魔道具を
自分の名前で登録していた事がわかる
ギルドの長・ガブリエラの機転で
トビアスに取り下げさせて公平な分与になった
というのが5話までの話だが
最初の3話ほぼダリアとカルロしか出てこないw
急にトビアスだのダリアの友人だのが
湧いて出てきている感覚なので
話が入って来ない
ようは憧れている父カルロの思い出を
重視したシナリオなんだろうけど
故人の善性が流布されていくだけで
ダリアの中身が空っぽなんだよな
それで「私はうつむいて生きるのをやめる」
と宣言されても逆に困るw
ある時ダリアは一人森の奥へ素材採取の旅に出た
女性だと危険が伴うので男装に変声機も使っている
湖で休憩していると
近くからフラフラな姿でこちらに来る赤い鎧を着た男が
ダリアはポーションを飲ませ助けると
お礼を兼ねて警備をしたいと言い出した
男の名前はヴォルフ
王国の魔物討伐部隊に所属する騎士で
赤い鎧が先陣を勤める役割をさしていた
二人はお互いの話から意気投合
王国に戻る際に再会を誓う
数日後ダリアは一人でレストランでランチを食べていた所
トビヤスと浮気相手だったエミリアが入ってきた
気まずい空気の所を助けるのがヴォルフ
ダリアを湖で出会った人と同じとわかったら
二人で別の店にむかうのだった
と書いていてツッコミどころしかない
赤髪の色だけで容姿全く変えている人見破れるのか?
ヴォルフは金色の瞳だから見通せるとかなのかなw
その後はガブリエルの手引きによって
ダリアは自ら「ロセッティ商会」を立ち上げ
ヴォルフにカルロの水虫用に使っていた
5本指靴下と中敷きをテストしてもらったところ
部隊中の評判となり
正式に取引することになる
ヴォルフによって人生が好転するという所だけど
カルロの口添えも入っているのもあるから
物語としては見せ場になってないんだよね
ダリアとヴォルフの話書いているのに
一番キャラが出ているのが死んだカルロじゃ(´・ω・`)
ARIA以来のイタリアモチーフで
それっぽい模写は多いし
ダリアの住んでいる塔もいかにもだけど
ファンタジー世界だからそこにリアリズム求めていない
それならダリアのキャラに向き合ってほしかったな