dossun さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
設定の面白さと意外な展開が癖になる
24年9月視聴。
よかったところ
・トキとヒカルのいいバディ感
・家族愛に訴えかける展開の数々
・HappyEndで終わらない独特な切り口
うーん
なし
おすすめ回
#01エマ
#05告別
#11罠
#12光をくれる人
{netabare}
写真館を営むトキとヒカルはお互いの特殊能力によって、様々な事件を解決し、人の心にある後悔や無念を晴らすために日々写真と向き合う、そんな物語です。
内容としては、まずは二人が写真の中に入れる、写真の内容を読み取ることができるという特殊能力が可能性を広げています。そして、どの回もですが、家族愛、親しい人への愛といったことがテーマとなっており、涙するシーンが多く、感情がしっかりゆさぶられる感じがいいですね。特に、5話目のチェンからの依頼では、バスケチームの勝利で先輩、好きな人、母親に伝えられなかった思いをトキが伝えにいきますが、母親との最後の会話は非常に胸が熱くなりました。写真の中へ入るルールとして、過去を問うな、未来を聞くな、未来を改変してはいけないといったルールがありますが、その絶望的な状況で変えたくても変えられない、そんな過去と対面し、ただ話すことしかできない状況は無念、悲しみ、苦しみが一気にこみあげ、感情がゆさぶられました。
キャラとしては、おっちょこちょいのトキとしっかりもののトキのバディ感がいい塩梅で出来上がっており、ちょくちょくルールを改変しようとするトキをしっかりといさめ、未来を改変しないようにし、ただしベストを尽くそうと協力する二人の姿はまぶしく見えました。最終回近くでは、いつもはいさめるヒカルも、トキが自分を信じてほしいとしっかりと伝え、黒幕を追い込もうとする感じのバディ感は良かったです。
ということで、家族愛を強く感じ、且つ二人のバディ感を推しましたが、一話目の展開はある意味衝撃を残し、その爪痕が一期の最期まで話が続く要素とつながります。日本のアニメでないだけに、いい意味で裏切ってくれる展開を作ってくれる点は輸入アニメの良さだと思いました。また、最終回も二期へとつながるいい感じのところで終わるので、ぜひ一気見で二期も見てほしいですね。{/netabare}