「超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN[ラバーズアゲイン](OVA)」

総合得点
61.9
感想・評価
92
棚に入れた
398
ランキング
5149
★★★★☆ 3.3 (92)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.3
音楽
3.5
キャラ
3.3

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

マクロスの二次創作っぽい。

【概要】

アニメーション制作:AIC、オニロ

1992年5月21日 - 11月21日に発売されたOVA。全6話。

監督は、八谷賢一。

【あらすじ】

地球人とゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊の戦争が終結した、
80年後の2090年代の地球に異星人マルドゥークが来襲して、
地球統合軍は「オペレーション・ミンメイ(ミンメイディフェンス)」で、
敵の戦意を挫こうとするも、今回のは敵は歌を戦意高揚の道具として用いていて、
統合軍は敗北した。

スキャンダルばかり追いかけていた芸能レポーターの神埼ヒビキは、
戦場カメラマンのデニスとともにありのままの現実を伝えるために戦場に行くが、
命を落としたデニスが撮影した映像をTV局に圧力をかけて揉み消した地球統合軍に、
怒りを覚え、彼自身がジャーナリストとして目覚めていく。

敵艦内で気を失っていた歌巫女のイシュタルを地球に連れ帰ったヒビキは、
彼女に地球の文化を伝えて、和平へのきっかけになればと思うのだったが、
両陣営の戦争を止めることは出来なかった。


【感想】

初代マクロスを受け継ごうとして作られたのですが、
後に正史となる作品が誕生したためにアナザーストーリー化してしまった?ものですが、
本家がアイドル要素が強くなってしまったのとは逆に、
こっちは良く言えば真面目で、口を濁さずに言えば地味で面白みのない作品。

主人公の少年が芸能レポーターでバルキリーの運転は可能であるが一切戦わずに、
戦うのはダブルヒロインの片割れの統合軍の女性エースパイロットのシルビーであったり、
色々と変化球を試しているのですけどね。

本家のスタッフの美樹本晴彦氏がキャラデザを担当しているのですが、
カットによってはヒロインのイシュタルの目と目の間が離れすぎてたりして、
90年代前半当時としては美麗な方の作画と言っても手放しに褒めるわけにも行かないレベルです。
河森正治氏がメカニックデザインをやってなかったり、板野一郎氏が参加してない割には、
メカと戦闘シーンは良いのですけどね。

プロパガンダで誤った戦況を宣伝して地球人を騙している統合軍やら、
ゼントラーディ兵士を洗脳して意思を奪い戦わせているマルドゥークやらで、
戦争の描写は戦後教育で作られた当時の日本国民が持つ、
太平洋戦争へのイメージを大きく引きずっている、
その思想で作られたシナリオがなんとも辛気臭くてつまらないですし、
歌のクオリティの低さにチープさを感じてしまうのが難点。

統合軍が作戦で使ってる、「恋のバナナムーン」の歌のクオリティやら、
マルドゥークの歌巫女の歌がお化け屋敷のBGMみたいだったりで、
歌アニメとしてもずっこけそうなところを、戦争を止めるために、
イシュタル(笠原弘子)が歌う「もういちど Love you」だけは、かろうじて良かったですね。

と言っても終わりよければすべてよしとはいかずに、
盛り上がるところも無しに終わってしまったのでこの評価です。


ファンの方には申し訳ない雑な感想ですが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/09/06
閲覧 : 48
サンキュー:

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