「変人のサラダボウル(TVアニメ動画)」

総合得点
68.8
感想・評価
139
棚に入れた
467
ランキング
1988
★★★★☆ 3.5 (139)
物語
3.4
作画
3.3
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 最近、流行り?の異世界転生・転移ものとは逆に、異世界から現代社会にやってくるという
逆異世界転移もの。
 シチュエーションとしては「はたらく魔王さま!」なんかが近いのかな。
 異世界に限らず、宇宙の他の星だったり、過去や未来の人がタイムスリップしてきたり、
リアル寄りの作品だと海外から来たりといった、異なる文化が出会うことで生じるドタバタを
描いた作品を個人的には異文化交流コメディと呼んでいたりするんだけど、一般的に通用する
言葉なのかな。

 本作もその範疇の作品で、サラ・ダ・オディンとリヴィア・ド・ウーディスという二人の
異世界人が現代の日本社会における色々を見たり、体験したりするのがストーリーの主軸であり、
笑いどころであるという。
 この色々が明るく楽しい健康的なものもあれば、現代社会の闇というべきものもありで、
本当に幅広い。
 サラとリヴィアは基本的には別行動だが、要領よく自分の居場所を確保して順調に日々を
過ごしていくサラに対して、リヴィアは色々とやらかしたり、トラブルに巻き込まれたりと
波瀾万丈。
 と言うことで、コメディとしてはリヴィア側のストーリーの方が全体的に面白く、サラ側は
ハートフルコメディ主体といった印象。

 サラもリヴィアも可愛い容姿だが、迎え打つ?日本社会側も可愛いヒロインが多々。
 ただ、いずれも大なり小なりおかしなところがあり、タイトル通り変人ばかりで、この辺も
笑いどころの一つ。
 主人公の鏑矢 惣助が一番まともな印象だが、それゆえに笑いどころにはなっておらず、
ツッコミ担当とキャラの関係性を維持するためのハブ的役割といった印象。

 一応オチはあるのだが、きれいに終わらせるのではなく、突き放したような締め方が結構あり、
この辺の独特さが個人的には好きだったりしたが、よくよく考えてみると同じ原作者である
平坂 読の「僕は友達が少ない」もそんな締めが結構あった。

 サラやリヴィアの名前や格好から、彼女のいた異世界はよくある中世近世ヨーロッパ風の
それだと思っていたら、実は並行世界の日本だったという設定は意外だったが、現在の日本とは
異なるように至った経緯はなかなか面白い。

2024/09/01

投稿 : 2024/09/01
閲覧 : 61
サンキュー:

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